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新型コロナへの抗体

1:夕刻・伝統版 :

2020/04/23 (Thu) 14:34:43

このスレッドでは、新型コロナウイルスへの抗体に関する
情報を集めてまいります。



新型コロナ、回復後の免疫獲得はあるのか 専門家の意見

       *Web:AFP(2020年4月21日 )より


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した人々は
免疫を獲得できているのだろうか──。

この問いについて専門家らは、まだ明確な答えを見つけることができておらず、
大きな疑問として残っていると指摘する。

■免疫はどのように獲得されるのか?

免疫について、仏マルセイユ(Marseilles)市公立病院機構の免疫学専門家、
エリック・ビビエ(Eric Vivier)教授は、

「免疫があるというのは、あるウイルスを撃退できるだけの免疫反応が
起きるようになるという意味だ」

「ヒトの免疫システムは(一度感染したウイルスを)記憶するため、
通常は後に同じウイルスに感染することがなくなる」と説明している。


■新型コロナの不確定要素

ー免疫の持続期間は?

感染症の中には、一度感染して回復すれば
生涯にわたる免疫(終生免疫)獲得となるものがある。
はしかなどがその例だ。

だが、新型コロナウイルス感染症を引き起こす「SARS-CoV-2」のようなRNAウイルスでは、
十分な量の抗体ができるまでに約3週間かかる上、
その免疫による防御効果はわずか数か月しか持続しないことが考えられる
とビビエ氏は指摘する。

世界保健機関(WHO)健康危機管理プログラム(Health Emergencies Programme)の
マイケル・ライアン(Michael Ryan)氏は、最近の記者会見でこう述べた。

「新型ウイルスについては相当期間、防御効果が持続することをわれわれは期待しているが、
それを判断するのは非常に難しい。われわれが唯一できることは、
他のコロナウイルスから推定することのみで、そうしたデータも極めて限られている」

 
英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London)
遺伝学研究所のフランソワ・バルー(Francois Balloux)所長によると、

2002年から翌年にかけて流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、
回復した患者の免疫持続期間は「平均して約3年」だったという。

SARSは、コロナウイルスの一種による感染症で、世界で約800人を死に至らしめた。

「再感染は確かにあり得るが、回復後、どの程度たってからなのか?
われわれは、さかのぼって知ることしかできない」とバルー氏はいう。


ー再感染?

実際、韓国や日本では、回復後の患者の検査で陽性結果が出た例がある。
ただし、この結果についてはいくつかの考え方ができると科学者らはいう。

 
まず再感染していた可能性はあり得なくはないが、
実際に起きている証拠はほとんどない。

より可能性が高いのは、最初のウイルスが排出されきらずに
休眠・無症状状態で体内にとどまり、ヘルペスのような「慢性感染症」になる
ことだとバルー氏は述べる。

 
また新型コロナについては、ウイルスおよび抗体検査がいまだ完全ではないため、
実際にはウイルスが消失していないのに検査で陰性と出る「偽陰性」の可能性もある。

これについて同氏は、「その場合、数週間ほどの長期にわたって、
感染力が持続する可能性がある」と警告する。


ー抗体が存在すれば、免疫がある?

公式発表されていない中国・上海での研究では、回復した患者175人を観察したところ、
症状の発現から10~15日後の抗体量に違いがあった。

「だが、抗体反応が起きることが、免疫獲得を意味するかどうかは別の問題だ」と、
WHOの新興感染症対策部門を率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ
(Maria Van Kerkhove)氏は述べる。

「免疫という文脈で、抗体反応をどう捉え得るのか。
われわれが真に理解する必要がある点だ」


ー抗体によって症状が悪化する可能性は?

仏パスツール研究所(Pasteur Institute)研究員の
フレデリック・タンギー(Frederic Tangy)氏は、
患者の抗体ができた後に最も深刻な症状が生じている点を挙げ、
「ウイルスに対してできた抗体が、症状悪化のリスクを高める可能性はある」と指摘する。

 
そして、誰の抗体がより有効なのかも現時点ではわかっていない。
有効に働くのは、命を落としかけた患者の抗体なのか、
軽症で済んだ患者の抗体なのか、それとも無症状の患者の抗体なのか。

さらには年齢は関係するのかについても不明だ。

これらの不確定要素を理由に、人口の大半に免疫がつけば、
ウイルスは新たな「餌食」を見つけることができずに消滅するという
「集団免疫」戦略の提唱に疑問を呈する専門家もいる。

豪カーティン大学(Curtin University)のアーチー・クレメンツ(Archie Clements)
教授は、「現時点において、唯一かつ真の解決方法はワクチンだけだ」と
AFPの取材で述べている。

  (https://www.afpbb.com/articles/-/3279544?pid=22315674&page=1

           <感謝合掌 令和2年4月23日 頓首再拝>
2:伝統 :

2020/04/24 (Fri) 11:29:18

新型コロナウイルス検査で注目集める「血液抗体検査」とは【新型コロナを正しく恐れる】

         *Web;日刊ゲンダイDIGITAL (2020年4月1日)より

新型コロナウイルス検査といえば「PCR検査」のイメージがあるが、
ここにきて急速に注目を集めているのが「血液抗体検査」だ。

どんなものか。長浜バイオ大学の永田宏教授(医療情報学)が言う。

「PCR検査は、鼻やのどを綿棒でこすって採取した粘液で
ウイルスの有無を調べるもので、検査は専門家が行い、感染リスクがあります。
結果が出るまで時間がかかります。

その目的は検査時点での体内のウイルスの有無を調べることです。

一方、血液抗体検査は少量の血液採取だけで行えるため、
安全でその場で結果がわかります。
過去の罹患を調べることが目的で、検査を受けた人が既に抗体を持ち、
感染しにくく、他人にうつしにくい体質になっているかを知ることができます。

これまでの例から、ある感染症に罹患して抗体を持っている人は、
数年くらいは人にうつすこともうつされることもない可能性が高いからです。

そのため、検査で抗体があることがわかった人は、
仕事や勉強に安心して復帰できるのではないか、と期待されているのです」

 
また、一定数の住民に血液抗体検査を行うことで、
その地域でどの程度の割合で感染しているかを把握。
学校再開など政策変更の判断材料になると考えられている。

 
では、それほどメリットのある血液抗体検査がこれまで活用されてこなかったのはなぜか。

「最大の理由は、新型コロナに感染したら、免疫ができて当面は感染しない
と言えるかはっきりしないことです。

一般的にウイルスが体内に侵入すると、
病原体の一部を抗原として認識する抗体がつくられます。

最初はIgMと呼ばれる抗体が血液中に大量に放出され、
数週間以内にほとんど消失します。

感染がある程度進むと、IgGと呼ばれる抗体の産生が始まり、急速に濃度が増していく。
IgGは体内からウイルスが完全に駆逐された後も、長期にわたって血液中に存在し続け、
再びウイルスが侵入してきても、IgGがただちに攻撃を開始します。

つまり免疫が確立したということです」(永田教授)

 
そのため、血液抗体検査で「IgMが陽性」なら感染早期、
「IgGが陽性」ならそのウイルスに対する免疫が完成していると判断されてきた。

ただし、これは一般的な感染症での知見に過ぎない。

 
新型コロナウイルスに対してはIgMやIgGが陽性でも、
ウイルスを殺すだけの能力があるかどうかなど、十分な知見が得られていない。

 
また簡易検査キットの精度への不安もある。

「こうした点を理解せずにむやみに使えば、
逆に感染者を増やしかねないと心配する声もあるのです」(永田教授)

 
現在、世界中で新型コロナウイルス用血液抗体検査キットの開発が行われており、
日本では横浜市立大学などで進められている。

中国国内では、診療ガイドラインに採用されている中国製検査キットがある。
これを日本企業が輸入発売しているが、あくまでも「研究用」としてだ。

ちなみに同キットは少量の血液で、
IgMとIgGを15分以内で検査することができ、
価格は1検体分当たり2500円としている。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_621987/ )

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>
3:伝統 :

2020/04/24 (Fri) 16:12:13


          *Web:毎日新聞(2020.04.24)より

政府は、新型コロナウイルスの感染実態の把握につなげるための抗体検査を始めた。
日本赤十字社(日赤)が献血者から研究利用への同意を得て
献血血液の一部を抗体検査に活用。

東京都内と東北地方で500検体ずつ今後も複数回採取する。
これを受け、政府は5月1日にも初回の結果を公表する方向で調整している。

抗体は、体内に侵入したウイルスなどから体を守るために作られる物質。
血液中に含まれる抗体の有無を調べることで、その人の過去の感染歴が分かる。

日赤は22日、厚生労働省などからの協力依頼に基づき、
「抗体検査キット」の信頼性を評価する研究を始めると発表。

日赤によると、感染者数の多い東京と、少ない東北地方を対象地域に選んだ。
東京では22~23日に血液を採取済みで、東北は27~28日に実施する予定だ。

菅義偉官房長官は23日の記者会見で
「現時点で検査キットの性能に関する評価は不確実な段階であり、
(感染歴の)結果は献血者にはお知らせしない」と述べた。

新型コロナを巡っては、
感染の有無を調べるPCR検査の対象とならないまま回復する軽症者や無症状の人も多い。

地域ごとに感染がどの程度広がっているのかはつかみ切れていない。

世界的に検査キットは複数開発されているが、精度に課題があるとの指摘もある。
このため政府は日赤の協力を得て性能チェックを行うと同時に、
感染の広がりを推計する疫学調査につなげる考えだ。

抽出調査は東京と東北で繰り返して実施。
抗体保有者の増え方から、流行予測にも活用する方向だ。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00000000-mai-soci

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>
4:伝統 :

2020/04/24 (Fri) 19:08:55


       *Web:YAHHOO!ニュース(2020.04.03)より抜粋
            ~柳田絵美衣 | 臨床検査技師

(1)PCR法を用いた検査と検査キット(抗体検査)の違いは??

   表 あり

  ①PCR検査は、現在ウイルスが体内に存在しているのか(感染しているのか)
   を調べることができる。

   PCR検査は抗体検査より精度は良いが、PCR検査も含むすべての検査で
   偽陽性(感染していないのに陽性と判定される)、
   偽陰性(感染しているのに陰性と判定される)がある。

   偽陽性や偽陰性が起こる原因は、使用する試薬や機材の精度や
   人為的なものなど様々なことが考えられる。


  ②これに対して抗体検査は、過去に感染したことがあるのかや、
   現在の感染の状態(感染初期なのか、感染してかた時間が経過しているのか)、
   ウイルスに抵抗する能力(抗体)をすでに獲得しているのか
   (人にうつしにくいのか)を調べることができる。


(2)「PCR検査」とは? (ここでは略)


(3)抗体検査(検査キット)とは?

   https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200322-00168970/

   抗体を調べることで「感染したのか」ということを確認することができる。
   IgMが出現していると、感染して間もないことを示し、
   IgGが出現していると過去に感染し、ウイルスに抵抗する抗体を
   すでに獲得していることを確認できる。

   (https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200403-00170989/ )

・・・

<参照Web>
抗体検査とPCR検査
伊勢ー白山 道 2020-03-31
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/f794dadfe94c96922351405554087730

(1)無症状感染者と抗体保持者

(2)IgM と IgG

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>
5:伝統 :

2020/04/25 (Sat) 09:48:48

『世界初の健康人を対象にした抗体検査の中間報告が出ました』

        *Web:Facebook(2020.04.15)本間真二郎 (医師。医学博士)より抜粋

ドイツのガングルト町(人口12529人)の約1000人(2月15日の時点)に対して行った結果です。
https://www.land.nrw/…/zwischenergebnis_covid19_case_study_…

https://www.land.nrw/…/uebergabe-erster-zwischenergebnisse-…

この検査は(IgG)抗体をもつかどうか(つまりすでに感染しているかどうか)をみたものです。
この検査の特異度(間違えない率のことで正確には陰性の人を間違えて陽性にしない率)は
99%以上とのことです。


・結果は全体の約14%が(IgG)抗体陽性でした。

・PCR検査の陽性者は2%です。

・両方合わせて、(重複を除いて)全住民の約15%が
 すでに新型コロナウイルスに感染していることが明らかになりました。


この結果から計算される致命率は約0.37%です。

この時期のドイツ全体の正式な致命率(日本と同様にPCR検査により確認された)の報告は1.98%です。
つまり、本当の致命率は現在発表されている正式な報告の1/5以下になります。
致命率はその病気の重症度の最も重要な目安になります。


注意すべき点は、
・この報告は中間報告(全体の約半分)である
・速報なので細かい数字や内容などは不明
・調査は継続中であり、正式な報告は後で出てくる
・小さな一つの町での調査であり、ドイツ全体(さらに日本に)にそのままは当てはめることはできない


以上のことを考慮しても、明らかに言えることは

・COVID-19の正確な致命率は現在の正式な報告より大幅に低い。

・不顕性感染がとても多い。

・すでに多くの人が感染し、無症状のまま治っている可能性がある。
(PCR陽性者が少ないのは、すでに過去の感染だからです)

前回の記事にも書きましたが、抗体検査の結果によっては、
大きな不安を除くことになると思います。
さらに、今やっている対策のほとんどすべてが実は不要になる可能性もあります。

現在、何よりも必要なのは、冷静になるための安心感だと思います。

https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2669784266679909

<参考>
本間真二郎 (医師。医学博士)
https://www.hmv.co.jp/artist_%E6%9C%AC%E9%96%93%E7%9C%9F%E4%BA%8C%E9%83%8E_000000000689182/biography/

・・・

米ロサンゼルス 実際の感染者数は公式発表の最大55倍=44万人超 抗体検査の結果発表

        *Web:YAHHOO!ニュース(2020.04.21)より抜粋

(1)LAの実際の感染者数は最大44万人超

   4月9日時点で、成人の約4%(2.8%~5.6%)が、
   血中に抗体を持っていることが判明したのだ。

(2)実際の感染者数は公式発表の最大85倍

  ①調査は、血中のウイルスに対する抗体を検出する抗体検査キットを使って行われた。
   この検査では、無症状であっても、少なくとも1週間以上前に感染した
   感染者に抗体反応が現れるという。

  ②類似した抗体検査はドイツでも行われ、4月9日に結果が出されている。
   人口1万2000人のある村で、住民500人に抗体検査を行ったところ、
   7人に1人が感染していたことがわかった。

(3)検査数が少なく、検査対象に偏り

  ①抗体検査では“偽陽性”と出ることもあるため、
   感染率が実際より高くなる可能性があり、
   正確な結果を得るには、多数の抗体検査をする必要があるという。

  ②調査対象の偏りという問題も指摘されている。

(4)経済再開の決め手に

  ①経済再開を叫ぶ声が上がる中、抗体検査は、州や郡などの自治体にとって、
   外出禁止令を解除し、経済を再開させるタイミングを測るバロメーターになる。

  ②抗体検査で実際の感染者数を把握することで、
   「集団免疫」を達成するのにどれだけの時間がかかるかを予測することも可能になる。

   新型コロナの場合、「集団免疫」を達成するには、少なくとも人口の50%~60%が
   免疫を獲得する必要があるといわれている。

  ③抗体検査により、より正確な致死率を得ることもできるという。
   現在、致死率は、感染者数に基づいて算出されているが、
   致死率は感染者数が増えるほど低くなる。

(5)抗体保有=免疫あり、は不明

  ①抗体検査では、抗体保有者にどの程度の免疫ができているかは、まだわからない。(WHO)

   → 抗体検査で抗体を保有していることがわかっても、安心できないわけである。

  ②抗体検査を行い、感染の実態を把握することは重要だ。
   しかし、抗体保有によりどの程度の免疫ができているかがまだ解明されていない以上、
   抗体保有者であっても感染予防を続ける必要がある。

  ③未知の部分が多い新型コロナの解明が待たれる。

   (https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200421-00174391/

           <感謝合掌 令和2年4月25日 頓首再拝>
6:伝統 :

2020/04/25 (Sat) 14:35:59

NY州住民の7人に1人が新型コロナ感染か 抗体検査で

       *Web:日本経済新聞(2020.04.24)より

米東部ニューヨーク州で住民の7人に1人が新型コロナウイルスに
感染している可能性があることが判明した。

23日に会見した同州のクオモ知事によると、州内40カ所で無作為抽出した
3000人を対象に実施した新型コロナの抗体検査の結果、
13.9%が抗体を持っていることがわかった。

感染者が多いニューヨーク市では抗体がある人の比率が21.2%と2割を超えた。


クオモ知事の説明では、抗体検査では、
感染を経てウイルスへの免疫ができている人を確認できる。

州人口をもとに単純試算すると、
これまでに約270万人が新型コロナに感染した計算になる。
この場合、死亡率は推定0.5%と低くなる。

ただ、州の死亡者集計(約1万5500人)には自宅で亡くなった人などは含められておらず、
実際の割合はより高い可能性がある。

今回の抗体検査はスーパーの買い物客など外出している18歳以上の住民が対象となった。
ニューヨーク市や同市近郊では軒並み抗体を持つ人の比率が1割を超えた一方で、
州の他の地域は4%以下だった。

クオモ知事は外出制限の緩和処置などを地域ごとに検討する必要性を示唆した。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58434040U0A420C2000000/?n_cid=NMAIL007_20200424_A

・・・

         *Web:日本経済新聞(2020/4/24)

米欧のコロナ感染、公表値の10倍も 抗体検査で判明
人口6割で「集団免疫」 まだ遠く 精度向上に課題


新型コロナウイルスの抗体検査の導入が始まった米欧で、検査結果が明らかになり始めた。
米ニューヨーク州では実際の感染者が公表値の約10倍いる可能性が示された。

多くの人が免疫をつけて流行が終息に向かう集団免疫は遠いが、
経済活動の再開への活用も同検査は期待される。

米欧は感染の実態をつかむため、確定診断に使うPCR検査の拡大とともに、
抗体検査の精度向上も急ぐ。


抗体検査は感染済みかを簡単に調べられる手法として注目を集めている。

ニューヨーク州は23日、無作為抽出した3000人を対象とした調査で、
13.9%が抗体を持っていたと発表した。

州人口をもとに単純計算すると270万人が抗体を持っており、
公表されている感染者数(約25万人)の10倍強に達する。

他の国々の抗体検査でも同様に公表値を大きく上回る感染を示す結果が出ている。
米西部カリフォルニア州の郡部では実際の感染者が最大85倍、
イタリアでは30倍、オランダでは15倍が抗体を持っていた。

ドイツでは人口1万2000人の農村で住民の15%が感染している可能性が判明した。

新型コロナは無症状や軽症の患者が多く、実際の感染者は公表値よりも多いとされる。
各国で相次ぐ抗体検査は検体が少なく試行段階のものが多いが、
これまで判明した結果は感染の想定以上の広がりを裏付けている可能性がある。


感染して免疫をつけた人が人口の6割以上になれば理論上は集団免疫となり、
ウイルスの感染流行は終息に向かうとされる。

世界保健機関(WHO)は20日、新型コロナ流行が激しい地域でも
「感染している人口の割合は2~3%未満にとどまっているようだ」との見方を示した。

集団免疫までにはまだ時間がかかりそうだが、
気づかぬうちに感染して抗体を持った人を絞り込んで外出制限を緩めることができれば、
経済活動の再開につなげられる期待もある。

英国などは免疫を確認できた国民に「証明書」を発行し、外出を許可する計画も浮上。

新型コロナとの戦いが長期戦となる中で、大規模な抗体検査をめざす動きが広がる。

米疾病対策センター(CDC)は
全米を対象に9月、12月、21年11月に5万のサンプルを集めて検査する。
全米の感染規模特定や、ワクチン開発につなげる。

中国では新型コロナの発生地の湖北省武漢市が14日から1万1000人規模の検査を始め、
近く結果をまとめる。北京など9つの市や省でも実施する。


抗体検査の本格利用には乗り越えなければならない課題がある。

まずは科学的な知見の蓄積と精度の向上だ。

新型コロナの抗体は、本当に再感染を防ぐのかなど基本的なことが分かっていない。

韓国では回復後に再び陽性になる患者もいる。
中国の報告では回復直後の感染者の3割で十分な抗体がなかった。
再感染のリスクが排除できない。


期待が集まる簡易検査の「イムノクロマト法」は血液をたらすと約15分で結果が出る。
妊娠やインフルエンザの検査などに使われており、
大規模調査に向くものの、精度は低いといわれる。


もうひとつの課題は検査キットの大量供給だ。
日本の場合、クラボウは中国企業の検査キットを輸入するが、
販売対象は研究機関にとどまる。

塩野義製薬はバイオスタートアップと提携し、
中国企業の簡易検査キットの販売を目指すが、
通常ならば販売承認の申請まで1年近くかかる段階だ。


日本では日本赤十字社が厚生労働省の依頼を受け、
献血者の血液を利用した抗体検査の性能評価を始めた。
東京都内と東北地方で各500人分の血液を調べる。
結果は5月1日ごろの公表をめざす。

加藤勝信厚生労働相は24日の閣議後の記者会見で
「PCR検査と組み合わせることで精度の高い診断を行える可能性がある」と期待を示した。

補正予算案にさらに大規模な抗体検査の費用も計上する。

・・・

抗体検査の性能評価開始 厚労相、新型コロナで

        *Web:日本経済新聞(2020/4/24)より

加藤勝信厚生労働相は24日の閣議後の記者会見で、
新型コロナウイルスに感染していたかを調べる「抗体検査キット」の
性能評価を始めたと明らかにした。

複数の会社のキットについて、日本赤十字社が献血を通じて協力者を募り、
検査。抗体の有無などを正確に検査できるか検証する。

日赤によると、検査は献血者のうち、研究利用に同意した人が対象。
通常の検査用に採取した血液の残りを使用する。
検査キットの性能は不確実なため、検査結果は本人に通知しない。

抗体がある人はウイルスに感染済みで、免疫を持つ可能性がある。
感染済みの人の外出自粛を解除するなど経済活動を再開する上で
抗体検査を活用することが海外で議論されている。

加藤厚労相は検査をこうした手段として活用するかについて
「どういう指標を使うかも含め、これからの議論になる」と述べるにとどめた。

抗体はウイルスが侵入した際、体内の免疫機能によって作られる。
ただ抗体があっても必ず再感染を防ぐのに十分な免疫を持つとは限らない。

抗体検査は風疹や麻疹(はしか)に対する免疫の状況を確認するためにも使われている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58436260U0A420C2CE0000/?n_cid=SPTMG053


<参照>

4月14日 新型コロナウイルス 抗体検査に期待(米国)
https://www.youtube.com/watch?v=950kvLpQQ9M


           <感謝合掌 令和2年4月25日 頓首再拝>
7:伝統 :

2020/04/26 (Sun) 19:13:57


        *Web:Facebook(2020.04.13)本間真二郎 (医師。医学博士)より抜粋

抗体検査では以下のように非常にたくさんのことがわかります。

①現時点での抗体を持っている人の数、割合

・どのくらいの人がすでに感染しているのか?
・不顕性感染(感染しても症状が出ない人)がどのくらいあるのか?
・すでに昨年末から日本に入って来ているという説は本当か?
・つまり、多くの人が感染していて、すでに抗体を持っているのか?
・感染しているのなら、どの型か(S,L型? A,B,C型? 下記参照)


②抗体ができないウイルスなのではないのか?
・抗体自体ができない?
・普通の抗体はできても中和抗体(下記参照)はできない?


③抗体が長続きしない?
・どのくらい長く抗体が残り、有効なのか?


④抗体を持っている人は別の型のウイルスにも効果があるのか?

⑤抗体を持っている人の方が別の型のウイルスの感染で重症化する
 (ADE=抗体依存性感染増強という病態がある)可能性があるのか?

⑥治る過程と抗体の関係

・抗体が病気の改善に関係しているのか?
・関係しているのなら、どの抗体が、どの程度あればいいのか?
・関係していないのなら、なぜか?


⑦重症化と抗体の関係

・重症例と軽症例での抗体のでき方の違い
・重症化での抗体の推移
・重症化での抗体の役割


⑧持続感染、潜伏感染、再感染、再燃があるのかどうか?

・これらと抗体、中和抗体との関係 
・ 更には遺伝子配列(シークエンス)の違いも(これは抗体検査ではありません)

⑨抗体と感染予防

・どの抗体がどの程度あれば感染しないか、人にうつさないか?
・つまり、職場や活動の再開の目安をどう考えるか

・・・

次に抗体検査にあたって知っておいた方がいいと思われることをまとめます。

①何を使って測定するのか 検査の感度と特異度は?

簡易キットを使うのか、実験室レベルの詳細な測定をするのかということです。
簡易キットは安価で、すでに使えるものがありますが、
下記の通りより詳しい検査が必要だと思います。


検査における感度、特異度とは簡単には
「みのがさない能力」と「間違えない能力」のことです。
なるべく両方共に優れている検査がもちろん理想ですが、
どの程度であるかがわかっていることが大切です。


②何を測るのか IgG、IgM、中和抗体、その他

IgGは、感染したことがあるのかどうかがわかります。

IgMは今、感染中であるのかどうかがわかります。

中和抗体は、免疫がある(かからず、うつさない)かどうかがわかります。

これらのいずれも計れる検査法が望まれます。
できない場合、その検査で何を測定しているかを理解していることが大切です。


③陽性、陰性だけをみるのか、定性するのか、定量するのか

陽性か陰性とは、あるかないかという意味です −か+

定性とは、抗体の量の大体の目安です −、±、+、++、+++など

定量とは、抗体の量の値です 4倍、256倍など


30分程ですぐに結果が出る簡易キットでは
通常、陽性か陰性、あるいは定性検査になります。

実験室レベルでは、定量までできます。
COVID-19の詳しい解析には、定量までできるものが必須になります。
診断するだけなら陽性/陰性の区別で十分になります。


④どの型のウイルスを検査しているのか
以前より、新型コロナウイルスにはS型とL型があることがわかっています。
数日前の報告では、すでに3種類ABC型があり、
さらに細かくたくさんの種類のウイルスに変異していることがわかります。
https://nazology.net/archives/56349


これらのどれを測るのか、個別に測るのか、すべていっぺんに測るのかということです。
それぞれのウイルスに対する抗体を個別に測れるのかいいでしょう。
診断するだけならすべてをいっぺんに計れるものが良いものになります。


⑤どのタイミングで測るのか 今、1ヶ月後、1年以上後・・・

通常、抗体検査を使った大規模な疫学調査は、
流行から数ヶ月以上たってから検査するのですが、
今回のCOVID-19では、今(なるべく早く)測っておくことも重要だと思います。
さらに定期的に追加検査も必要でしょう。


⑥誰の抗体を測るのか 健康者、患者、感染後の人

患者を診断するだけなら簡易キットで十分です。
詳しい解析にはできるだけ多くの健康者(全年齢層を含んだ)の検査をする必要があります。


まとめると、COVID-19の実体を解明するための抗体検査は

①IgG、IgM、中和抗体のいずれも検査でき

②陽性、陰性、定性の簡易検査ではなく、定量が可能で

③すべての型を個別で計れるものが必要です。さらに、抗体検査で、

④今なるべく早くとその後の定期的な抗体検査を

⑤患者だけでなく、健康者を含めた大規模数のスクリーニングで行うのが良いと思います。

抗体検査の結果によっては、大きな不安を除くことになると思いますし、
今やっている対策のほとんどすべてが実は不要になる可能性もあります。

現在、何よりも必要なのは、冷静になるための安心感ではないしょうか?

https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2667980716860264

           <感謝合掌 令和2年4月26日 頓首再拝>
8:伝統 :

2020/05/02 (Sat) 09:29:56


       *Web:FNN PRIME(2020.05.01)

過去に新型コロナウイルスに感染したかを調べることができる抗体検査。

日本のある医師による検査で、5.9%が陽性と診断された。
東京、千駄ケ谷にあるクリニック「千駄ケ谷インターナショナルクリニック」。

新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査。

そもそも、抗体とは、
侵入したウイルスを攻撃するために体内で作られる物質のこと。

「抗体あり」、つまり陽性ならば、
過去に新型コロナウイルスに感染していたことになる。

このクリニックでは、発熱から2週間以上経過した人などに
抗体検査を行っていて、現在200人ほどが順番待ちをしているという。


千駄ケ谷インターナショナルクリニック・篠塚規院長
「家族にコロナの方がいたけど、
 どうしても保健所でPCR検査をやってくれなかったとか、
 きょうの時点で111名の検査をして、9名が陽性でした」

111人のうち、9人が陽性。
およそ8%の人に感染歴があったことになる。


感染しても無症状の人が多いことがわかっている新型コロナウイルス。

ナビタスクリニック・久住英二医師

「抗体検査は、感染がどれくらい広がっているかというのを調べる検査」

感染症にくわしい久住英二医師も、
自身が理事長を務めるクリニックで、抗体検査を行った。

対象者は、ウェブサイトなどで募った希望者202人。
内訳は、一般市民が147人、医療関係者が55人。

検査の結果、全体の5.9%にあたる12人が、陽性と確認された。

この数字について久住医師は...。

ナビタスクリニック・久住医師
「東京都の人口1,300万人いるとすると約6%、
78万人くらいがすでに感染していた可能性がある」

ただ、抗体検査の陽性率については、
その検査の正確性も含めて議論されている。


厚生労働省の関係者は、今回の検査結果に
「発熱をしていた人や濃厚接触者も含まれているようなので、
 この数字を一般市民の数字として、どう解釈すればいいのか難しい」としている。


感染実態を把握するPCR検査が、諸外国に比べ圧倒的に少ない日本。

ナビタスクリニック・久住医師
「抗体検査の結果から言えることは、
 PCR検査よりはるかに患者さんがいることがわかった。
 無症状でほかの治療目的で入院する方がウイルスを病院内に持ってくる。
 ちゃんと医療を届けられるようにするには、PCR検査をしこたまやった方がいいと思う」

久住医師は、無症状感染者からの拡大を防ぐため、PCR検査の拡大が急務と話している。


こうした中、日本赤十字社は、献血者から同意を得たうえで、
採取した血液の一部を抗体検査に活用。

東京都内と東北地方で検査を進めている。

これを受け、政府は、5月にも初回の結果を公表するものとみられている。

  (https://www.fnn.jp/articles/-/38276

           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>
9:伝統 :

2020/05/02 (Sat) 18:57:43


        *Web:船井幸雄
            いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと(2020年4月27日)

新型コロナウイルスの全世界の感染者数の数が増えているように感じます。
この原稿は金曜日の朝に書くことが多いので、
ちょうどいいベンチマークになりますが、
先週までは毎週50万人ずつ増えて200万人の感染者でした。

ところ金曜日の日本時間の午前5時現在でのワールドワイドの感染者数が
268万人を超えたということなので、増加率ではともかく増加数では
感染者の拡大幅が大きくなっています。
 
理由はいくつか考えられますが、
ひとつは二次感染が拡がっているという見方があります。

例えば、少なくとも公式的には感染拡大を抑え込んだ中国ですが、
黒竜江省のハルビン市での感染拡大が報告されています。

旧満州の都市で旧日本軍が建設した町としても知られているハルビンですが、
旧満州ということはロシアとの国境に近いということで、
どうもこの感染はロシアからの帰国者が原因で拡がったもののようです。

中国は国境を閉鎖しているのですが、
逆に密入国する人がたくさんいて検査もせずに入国してしまうことが
原因らしいという話しを聞きました。
 
それと欧米の先進国中心の拡大から、
いよいよ発展途上国に感染が拡がってきているのではないか
ということも疑われます。

木曜日の夜のNHKのニュースが外出制限で暮らしが困窮している
貧しい人たちの暴動が南アフリカ北部で起きたということが報道されていました。

先進国でライフラインが整っている住居環境でも家から出られない
ストレスは大変なものがありますが、なんとか我慢できます。

ところが、狭い家に多くの人が暮らし、
蓄えもない貧困層の人々にとって外出制限は死活問題です。

だから、先進国のような外出制限を出し続けるには無理があり、
結局は抗体を持つ人の数が自然に過半数を超えるのを待つ以外に打つ手はない
というのが実情なのだろうと思います。
 
アメリカ等では、経済活動を再開する目安に抗体を持っている人の割合を
測定する動きが始まっています。

アメリカで一番感染が拡がってしまっているニューヨーク市では
無作為に選んで検査した3000人の内、21%が抗体を持っていたことが
明らかになりました。

報道は、そんなに感染が拡がっているのかという
側面を重視したものが多いようですが、私は、この率が
過半数を超えなければ感染拡大が収まる目途は立たないという
側面の方が大事なのだと思います。
 
医療崩壊を起こさないために、政府の専門家会議の皆さまをはじめとする
感染の専門家の方の努力には本当に感謝の気持ちしかありませんが、

冷徹な見方をすれば、いまの政府の処置は
医療崩壊を起こさないための問題の先送りをしているだけです。

本質を見れば感染がある程度拡がって抗体を持つ人の数が増えるのを待つ以外に
根本的な対処法はないのかもしれません。

国や自治体レベルで見れば、それでもどう命を守るかという
処置を進めることが大事ですし、

私たち国民ができることは他人に迷惑をかけないように行動することを心掛けることと、

たとえ感染しても発症しないように
免疫力をできるだけ上げる生活をすることだと思います。
 
ストレスをなるべく抱えないようにする。
お味噌汁や納豆、梅干しなどの日本独自の発酵食品を中心にした
身体にいいものを食べるように心がける。

これを機会に禁煙に挑戦して深酒をしないように気をつけ、
甘いものも控えめにする等の工夫をしてください。
そして、適度な運動をすることに挑戦するといった当たり前のことが大事なのです。

逆に言えば、病気にならないように
生活習慣を変える絶好のチャンスなのかもしれません。

  (http://www.funaiyukio.com/funa_ima/

           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>
10:伝統 :

2020/05/03 (Sun) 10:18:33

外来患者の2.7%に新型コロナの抗体 神戸・中央市民病院が1000人調査

        *Web:毎日新聞 ( 2020年5月3日)より

神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)は2日、
新型コロナウイルスとは関係のない症状で4月7日までの8日間に
外来を受診した患者1000人の血液を調べたところ、
33人に過去に新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体があったと発表した。

性別や年代の偏りを修正すると、抗体を持つ人の割合は2・7%だった。 

同病院は、国勢調査による神戸市の人口(約151万人)を元に計算すると、
4月上旬の段階で約4万人が感染していたことになり、
当時、神戸市で判明していた感染者の400倍以上にあたるとしている。

3月31日から4月7日に、救急や発熱外来を受診した人を除く
一般外来患者から採取した血液を無作為に選び、PCR検査とは異なる方法で調べた。

5月2日現在で神戸市が保健所を通じて確認した新型コロナの感染者数は
260人(市外在住者を含む)となっている。

同病院は、今回の対象になった1000人が人口全体を反映しているわけではないため
「結果を慎重に解釈しないといけない」と説明する一方、
人口全体を反映する集団に対して計画的に検査をし、
実態を確認する必要があるとしている。

木原康樹院長は「今回の結果はPCR検査で把握する数よりはるかに多い。
過去に感染したが、症状は出ていない人が多くいる可能性がある」と話している。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20200503k0000m040002000c/

           <感謝合掌 令和2年5月3日 頓首再拝>
11:伝統 :

2020/05/04 (Mon) 10:52:55

神戸市民4万人に感染歴か 試算の病院長「公表患者260人と隔たり。本当に大きな驚き」

       *Web:神戸新聞(2020.05.03)より

新型コロナウイルス感染症について、神戸市立医療センター
中央市民病院(同市中央区)の研究チームが2日、
外来患者千人の血液検査で、3・3%が抗体を持っていたと明らかにした。

4月上旬までに、市民約4万1千人に感染歴があった計算になる。
この結果を受け、同院の木原康樹院長が3日、神戸新聞社のインタビューに応じた。
主なやり取りは次の通り。(霍見真一郎、井川朋宏)


-なぜ新型コロナの抗体検査を実施したか。

「どのぐらいの人が新型コロナと接触し、免疫を獲得しているかは、
現時点で日本ではほとんどデータがない。

それは、緊急事態宣言をどの地域で、どう解除するかと密接に関係しており、
基礎的なデータになると考えた。
結果の精度や、免疫を獲得したことと同じかどうかは議論が必要」


-企画した経緯は。

「緊急事態宣言の前で、(中央市民病院で)院内感染が発生する前に企画していた。
国内の感染に関して比較的初期のデータを狙った。
国内の伝播(でんぱ)の痕跡を把握するために、抗体をチェックする手段があるので、
調べようということになった。

既にある患者の血清を使うことができたら、完璧とは言えないが、
地域住民の病気の分布を推測することに役立つ」

 
-外来患者の検体は、一般市民と比較してバイアス(偏り)がないか。
 結果をどう受け止めるか。

「一般の元気な人と、何らかの病気がある通院者が同等ではないと
考えなければいけない。市民から任意で抽出したサンプルとは、
いろんな意味で偏りがあると認識した上で、
(データで示された)4万人と(2日時点で神戸市が公表した患者)260人には
非常に大きな隔たりがある。本当に、大きな驚きだ」

「外国の値ともそう矛盾しないデータかもしれない、と考える。
患者数は米国、中国などに比べて随分少なく抑えられているが、
その値(今回の結果)が真実であれば、ウイルスとの接触は
それほど大きな差がないことになる。

重症の患者がかなり低く抑えられているというのは、
私たちの国はうまくいっていると言えるのかもしれない」

「神戸市で4万人が感染していれば死亡率は随分低くなる。
評価は変わってくる。国策としてこれからどの時期にどう解除するか、
根拠は何かということに関して、一石を投じるデータではないかと思う」

 
-市中感染が広まっている認識は。

「さまざまな場面で、実はわれわれの体はウイルスに接触していると考えるべきだ。
PCR検査で陽性だった人以外が、全く病原体に接触したことがない
という考え方は違う」

「どちらかというと、これは非常にラッキーなデータ。
感染拡大初期に行ったデータで既に3%に達していた。
そこから1カ月がたってどう変化したのか大変興味がある。
もしかしたらもう少し高いデータが出ている可能性があることは、大いに考えられる」

「今置かれた環境の客観的データが増えるほど、私たちはより科学的な武装ができる。
ニューヨークや東京のデータとは違い、足元のデータは極めて大事というのが
医療者としての認識」

 
-PCR検査に比べ、抗体検査をどう見るか。

「比較の問題ではなく、見ているものが違う。
PCR検査はウイルスがいるかいないか。
ほかに方法がないから便宜的に使っている。

限界があるし、それを持って判断していると、
実は間違ったことをやっている可能性は大いにあると医療現場で思う」

 
「抗体検査は体がどう反応しているか。
抗体を持つかどうかで、患者であるかどうか今、判断するレベルではない。
ある集団に関して、このうちの何割が抗体を持っていたという言い方はできる」

 
-今後に向けて。

「マスクを外したり、『3密』を解いたりすることが可能かどうかは、
医療者として、しばらく継続が必要だろうと思う。
それは、3・3%という抗体検査のデータが正しいとして、
集団免疫ができる70%にはほど遠いから。
どこで制限を解除するかは政治家の判断」

 
「(PCR検査の)陽性者だけがかかっていると見る世界とは、
違う裾野の世界が、現在進行形で広がっているという認識は大事。
ワクチンなどの抗体を提供できる時期が来れば大変よろしいし、きっと来る。

それまでは動向を見極めることが必要だ。
具体的なちゃんとした情報発信をしていくことが、私たちの仕事だ」

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200503-00000016-kobenext-soci

           <感謝合掌 令和2年5月4日 頓首再拝>
12:伝統 :

2020/05/04 (Mon) 15:35:55


       *Web:日本経済新聞(2020.05.03)より

スイスの製薬大手ロシュは3日、新型コロナウイルスの抗体検査薬が
米食品医薬品局(FDA)から緊急使用の許可を得たと発表した。

すでに感染し抗体を持っているかどうかを採血によって調べられる検査で、
今月中にも欧米で数千万回分を提供する。
同社は正確性について「100%に近い」としている。

日本でも5月中に承認申請する方針だ。

同社は約5200人について臨床試験を実施。
PCR検査で新型コロナの感染が確認された人について14日後に検査したところ、
100%で抗体が確認されたという。

新型コロナに感染しても無症状の人は少なくないが、
検査は十分にできていないのが現状だ。

抗体検査ですでに免疫を持っている人を特定することができれば、
経済活動の正常化に向けた道筋を描きやすくなる可能性がある。

世界で最も感染者が多い米国では、新型コロナによる死者が6万5千人を超えた。

FDAは治療薬として期待がかかる米医薬大手ギリアド・サイエンシズの
「レムデシビル」についても、緊急使用の許可を出している。

           <感謝合掌 令和2年5月4日 頓首再拝>
13:伝統 :

2020/05/05 (Tue) 11:22:56


        *Web:Abema TIMES(2020.05.02)

コロナ収束を早く迎えるための“逆転の発想”?
京大准教授・宮沢孝幸氏の「ウイルスの本質を踏まえた戦略」


「危険なことわからんやつはとっとと感染しちまえ」。
そんな“過激”な注意喚起のツイートが話題を呼んだ
京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授。


(1)ウイルスには良い面と、悪い面の二面性を持っている。
   何事も一面で考えてはいけない。

(2)新型コロナウイルスについては、「“出てきちゃったよね”という話で、
   今まで人間の運が良かったなという話だ。動物のコロナにはもっと
   面倒臭いものが山ほどあるので、
   今回のコロナは決定的に最悪なものではない」と話す。

(3)新薬の開発というのは1、2年では済まないので、治療薬ができる、
   と言ってしまうのは少し語弊がある。

   今は既存の薬を使って、どれが効くかということを試している段階だ。

   既存の薬は新型コロナウイルス向けに開発されたもではないので、
   多くは効かないか、効いたとしても弱いはずだ。

(4)ワクチン

   「ヒトや動物の体は、ウイルスが侵入すると“何かが来たぞ”と
    アラートが鳴るような形で“抗ウイルス状態”になり、
    高まった自然免疫がウイルスを攻撃するようになっている。

    少しの人しか感染しないというウイルスは、
    この時点で自然免疫によって追い払うことができるものだということだ。

    しかし、この自然免疫を突破するような新しいウイルスに関しては、
    免疫を獲得しなければならない。

    いわばウイルスに対する、もう一つの“兵隊”だ。
    これを作るのに7日以上かかる。

    それはすごく強力で特異性が高く、抗体などが含まれる。

    抗体には3種類あり、Mが最初に増えて、その次にGが増える。
    この2つ全身を回ってブロックし、Aは粘膜のあたりで増えてブロックする。

    こうした獲得免疫は体験しなければつかないが、
    ワクチンを打つことで獲得できるので、過去にワクチンを打っていれば、
    眠っていた兵隊のクローンのようなものが一気に増えて対応するということだ。

    ワクチンがウイルスに効果があるというのは、そのためだ」と説明。

(5)免疫力”が下がる、とは

   専門用語ではなく曖昧な表現なので私たちは使わないものの、
   健康状態が悪くなると、自然免疫も獲得免疫も下がると考えられている。
   これが一般的に言われる“免疫力”が下がる、ということだ。

(6)集団免疫

   この免疫力が低下することによって感染することはあり得るが、
   遺伝的にコロナウイルスへの耐性がある人もいる可能性があると私は考えていて、
   そこに希望を見出している。

   なぜかといえば、仮に全員が同じ感受性だとすれば、
   理論的には60~70%との人が感染しなければ集団免疫はつかない。

   しかし50%くらいの人は感染しにくいということになれば、
   20%くらいの人が感染すれば集団免疫の効果が出て、
   感染拡大が収まっていくことが考えられる。

   また、ワクチンができるコロナとできないコロナがあり、
   今回の新型コロナウイルスがどうなのかは決着が付いていない。

   しかし私はできにくいウイルスなのではないかと考えている。
   直感的には50%の人に効いて、30%の人には効かず、
   残り20%の人はむしろ悪化してしまうようなワクチンができるような気がしている。

   それを打つかどうかということについては、かなり厳しい政治的決断になる」

   との見方を示し、「やはり集団免疫に今のところ賭けるしかない」とした。

(7)収束を早めるための一つの方向性の提唱

   「感染機会削減策」を提唱しているが、

   「また炎上しそうだが…」とした上で、

   「お年寄りと免疫が下がっている人を隔離し、
    50歳以下で健康な人はなるべく外に出して、
    感染を早めてもらうということだ。

    だだ、そうすることで50歳以下の人の中で亡くなる人が出てくるので、
    批判をかなり浴びると思う。

    しかし、そこまでしなければ収束しないのであれば、
    結局トータルの死者数はほぼ同じだと思う。
    やはり、“ボタンのかけ違い”があると思う。

    ウイルスとうものの本質を見誤り、人権の問題や検査技術の進歩もあって、
    “一人も死者を出さない”というバイアスが働いてしまった。

    そのため、“1万人の犠牲を出せば止められる”といったコンセンサスを
    取れず、世界が大混乱している。

    仮に1万人の死者を許容するのであれば、
    日本においてももっと簡単に収束させることができたのではないか」


     (https://times.abema.tv/posts/7052332 )

           <感謝合掌 令和2年5月5日 頓首再拝>
14:伝統 :

2020/05/08 (Fri) 10:51:14


      *Web:WEB女性自身 (2020年5月7日)より

4月17日の会見で、加藤勝信厚労相が「具体的な段取りを調整し、早期に取り組む」
と表明した新型コロナウイルスの抗体検査。

対象は無作為に選んだ数千人で、4月中にも開始する予定だ。

アメリカのニューヨーク州では、経済活動の再開に向けた判断材料とするために、
4月20日から抗体検査を開始。約14%の人に抗体が確認された。

イギリスでは抗体検査で陽性とされた人に“免疫証明書”を発行し、
免疫を獲得した人から外出制限を緩和していく計画も検討されている。


世界中で始まった抗体検査だが、その精度はどうなのだろうか。

「世界中で需要があり、数々の検査キットが開発されています。
ただ、それぞれのキットがどのくらいの感度なのかは、まだわかっていません」

そう話すのは3月より先駆けて抗体検査を導入している、
ナビタスクリニック理事長で内科医の久住英二さん。

ナビタスクリニックで導入しているのは、中国メーカーが製造し、
日本のクラボウが輸入販売している検査キットだという。


「別のウイルスの抗体に反応しないことがチェックされた製品で、
基本的には新型コロナウイルスの抗体にのみ反応します。
同じキットを使って国立感染症研究所が、PCR検査で陽性とされた患者で、
抗体の有無を調査していますが、発症から13日以上経過した患者では
約97%の陽性率だったそうです」(久住さん・以下同)

つまり、発症から約2週間が経過した患者なら、
ほぼ抗体を検出できるということだ。

「ただ、この調査はPCR検査が必要とされるほど症状のある人を対象にしています。
軽症や無症状の人では、作られる抗体の量が少ない可能性があり、
このキットで検出できるのかという未知の部分もあります」

まだまだ課題のある抗体検査だが、
それでも緊急時だからこそ進めるべきだと久住さんは語る。

「院内感染や重症化リスクの高い高齢者の世話など、
不安と隣り合わせで仕事をしている医療関係者や介護従事者などへの検査は、
迅速に進めるべきだと感じます。
当院でも、『感染していたかも』という救急病棟の医師がいらっしゃいました。
結果は陰性で、『今後も感染しないように、より一層気をつけなければ』と
感じられたようです」


一般の人たちの免疫状況を確認することも、有益なデータとなる。

「人口の60%以上に免疫があれば、集団免疫といって
感染拡大を抑制できるといわれています。
海外ではすでに、どれくらいの人に感染歴があるのかを調査するために、
大規模検査が行われており、

ドイツの流行地では約14%、
アメリカ・カリフォルニア州のサンタクララ郡では約4%が
抗体を持っていると推計されています。

当院では検査した30人のうち陽性者は1人。
まだ集団免疫には時間がかかるという印象ですが、全体像を知るためにも、
こうしたデータの積み重ねは重要です。

今後は、検査で陽性となった人たちが、
自粛が続く経済活動や社会活動を支えられる存在になれればと思っています」


日本医師会も厚労相に抗体検査の速やかな普及を要望している。
では、私たち一般人はいつから、どのくらいの費用で受けられるようになるのだろうか。

「治療に直接関係しない検査なので自由診療となり、当院での検査費用は5,500円です。
最初は医療従事者に限っていましたが、今は一般の人にも提供しています。
検査の手法は非常に簡単なので、保健所などの専門機関でのみ受けられる
PCR検査と違って、街中のクリニックで対応できます。
導入するクリニックや検査キットの供給量が増えれば、すぐにでも検査はできるはずです」


では、供給体制はどうなのかというと、
繊維メーカーのクラボウは、現状1日1,000キットを目安に供給。

医療機器ITのセルスペクトも大学や医療機関に研究用として発売しており、
今後は体外診断薬としての承認も目指すという。

スイスの大手製薬メーカーであるロシュは、
5月中をめどに抗体検査キットの承認申請を日本でする予定で、
日本の供給体制は整いつつあるようだ。


“普通の生活”を一刻も早く取り戻すためにも、
抗体検査を含めたあらゆる方策を講じてほしい。

  (https://news.infoseek.co.jp/topics/joseijishin_1857100 )

           <感謝合掌 令和2年5月8日 頓首再拝>
15:伝統 :

2020/05/09 (Sat) 09:55:17


      *Web:AERAdot.(2020.05.06)より

日本も本格着手した新型コロナ抗体検査、
集団免疫と判断できるかに疑問の声が出る理由〈週刊朝日〉


新型コロナウイルスの感染拡大で都市封鎖(ロックダウン)や
行動制限、外出自粛を各国が続けるなか、
社会活動再開を模索する動きが出ている。

判断材料の一つとみられているのが抗体検査だ。

感染後に形成される抗体を測定する検査法で、日本も本格的に着手し始めた。
集団免疫がどれくらい広がっているかという考え方だが、信頼できる指標なのだろうか。


国内に出回る抗体検査キットは海外製で、その性能評価の調査を日本も開始。
加藤勝信厚生労働相は4月24日、日本赤十字社の献血者を対象にしていると話した。

「出口戦略をどうつくっていくか大きな課題。
どういう指標を使うかを含め、これからの議論だが、
抗体保有率という考え方があり、それも当然、一つになると思う」

 
抗体検査の普及を政府に求めていた日本医師会は、利点として、
免疫獲得の確認や集団免疫の把握などに適しているとしている。

厚労省の担当者はこう話す。

「(症状がなくても時間が経てば検出の割合が高まることから)データを
取ることができ、感染の広がりを推測できます。今後の予測の指標にはなります」

 
政府から依頼を受けた日本赤十字社は、
多くの抗体検査キットがあるが性能を十分に評価されたものはないとし、
献血者の血液を用いて信頼性を評価する研究を実施する。


日本感染症学会は4月23日、政府からの協力依頼で
4社の抗体検査キットの性能を10人の患者の血液を用いて予備的検討を実施したが、

「現時点で抗体検査キットを当該ウイルス感染症の診断に活用することは推奨できず、
今後さらに詳細な検討が必要」

と公表した。

 
各国が抗体検査を実施しており、ロシア政府の抗体検査プロジェクトでは、
4月24日時点でモスクワ住民の最大で10人に1人が感染している可能性がある
ことがわかったという。

公式の感染者数は人口の0.2%とされており、その50倍になる。

 
各国の抗体検査を進める動きに対し、世界保健機関(WHO)は4月25日、
免疫パスポートや安全証明書などを出さないよう警鐘を鳴らした。

 
新型コロナウイルスについてはわからないことも多く、
感染症から回復して血液内に抗体を獲得しても、
2度と感染しないという証拠はない。

集団免疫ができたと判断して行動制限を緩和すると、
感染拡大を助長する危険があるという。

 
さらに検査キットの精度の問題もあり、
従来の6種類のコロナウイルスとの違いを正確に識別しているかも
確認する必要があるとしている。

 
新型コロナウイルスの抗体は一定の防御につながっても、
2度目の感染の可能性もある。

防御の程度や、いつまで続くのか、わかっていない。

 
英国でワクチン開発を進めるオックスフォード大学のサラ・ギルバート教授は、
新型ウイルスに繰り返し感染する可能性があるとみているという。

厚労省の担当者も、

「一般的に免疫力は落ちていくことがあり、予防効果があるのかはわからない」

と話している。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200502-00000019-sasahi-hlth

           <感謝合掌 令和2年5月9日 頓首再拝>
16:伝統 :

2020/05/12 (Tue) 08:58:47

新型コロナ、日本人の低死亡率に新仮説…すでに“集団免疫”が確立されている!? 
識者「入国制限の遅れが結果的に奏功か」

       *Web:夕刊フジ ( 2020年5月11日)より

日本の新型コロナウイルス対策は「PCR検査が少ない」「自粛措置が甘い」
などの批判もあり、厚労省は8日、感染の有無を調べるPCR検査や治療に向けた
相談・受診の目安を見直し、公表した。

ただ、欧米諸国に比べて、日本の死者数や死亡率がケタ違いに少ないのは厳然たる事実である。
この謎について、京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授と、
吉備国際大学(岡山県)の高橋淳教授らの研究グループが

「日本ではすでに新型コロナウイルスに対する集団免疫が確立されている」

という仮説を発表して注目されている。

感染力や毒性の異なる3つの型のウイルス(S型とK型、G型)の拡散時期が
重症化に影響したといい、日本は入国制限が遅れたことが結果的に奏功したというのだ。




「2週間後はニューヨークのようになる」など悲観的な予測もあった東京都、
そして日本の新型コロナ感染だが、別表のように現時点では
ニューヨークにもロンドンにもなっていない。


中国や韓国、表にはないが台湾など
東アジアが総じて欧米よりも死者数や死亡率が抑えられている。


理由を解き明かすには、新型コロナウイルスの型を押さえておく必要がある。
中国の研究チームが古い「S型」と感染力の強い「L型」に分けたことは知られている。

研究プラットホームサイト「Cambridge Open Engage」で
発表した京大の研究チームは、新型コロナウイルスに感染した場合、
インフルエンザに感染しないという「ウイルス干渉」に着目。

インフルエンザの流行カーブの分析で、通常では感知されない
「S型」と「K型」の新型コロナウイルス感染の検出に成功した。

「S型やK型は感知されないまま世界に拡大した。
S型は昨年10~12月の時点で広がり、
K型が日本に侵入したピークは今年1月13日の週」だという。

やや遅れて中国・武漢発の「G型」と、
上海で変異して欧米に広がったG型が拡散した。

 
集団感染が最初に深刻化した武漢市が封鎖されたのは1月23日。
その後の各国の対応が命運を分けた。

イタリアは2月1日、中国との直行便を停止。
米国は同2日、14日以内に中国に滞在した外国人の入国を認めない措置を実施した。

 
これに対し、日本が発行済み査証(ビザ)の効力を停止し、
全面的な入国制限を強化したのは3月9日だった。

旧正月「春節」を含む昨年11月~今年2月末の間に
184万人以上の中国人が来日したとの推計もある。

 
ここで集団免疫獲得に大きな役割を果たしたのがK型だった。

上久保氏はこう解説する。


「日本では3月9日までの期間にK型が広がり、集団免疫を獲得することができた。
一方、早い段階で入国制限を実施した欧米ではK型の流行を防いでしまった」

 
欧米では、中国との往来が多いイタリアなどで入国制限前に
S型が広まっていたところに、感染力や毒性が強いG型が入ってきたという。

 
上久保氏は

「S型へのTリンパ球の細胞性免疫にはウイルス感染を予防する能力がないが、
K型への細胞性免疫には感染予防能力がある」とし、

「S型やK型に対する抗体にはウイルスを中和し消失させる作用がなく、
逆に細胞への侵入を助長する働き(ADE=抗体依存性増強)がある」

と語る。

 
専門的な解説だが、結論として

「S型に対する抗体によるADE」と、
「K型へのTリンパ球細胞性免疫による感染予防が起こらなかったこと」

の組み合わせで欧米では重症化が進んだという。

 
日本で4月に入って感染者数が急増したことについても説明がつくと上久保氏は語る。

「3月20~22日の3連休などで油断した時期に欧米からG型が侵入し、
4月上旬までの第2波を生んだと考えられる」

 
現状の日本の感染者数は減少傾向だが、課題も残る。

「病院内で隔離されている患者には集団免疫が成立していないため、
院内感染の懸念がある。また、高齢者や妊婦などは、K型に感染しても
感染予防免疫ができにくい場合がある」

 
さらに

「無症候性の多い新型コロナウイルス感染症では、
間違ったカットオフ値(陰性と陽性を分ける境)で開発された
免疫抗体キットでは正しい結果が出ない」

と警鐘を鳴らす。

 
上久保氏は

「日本の入国制限の遅れを問題視する声もあったが、結果的には早期に制限をかけず、
ワクチンと同様の働きをする弱いウイルスを入れておく期間も必要だったといえる」

と総括した。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/00fujidom2005090005/ )

           <感謝合掌 令和2年5月12日 頓首再拝>
17:伝統 :

2020/05/13 (Wed) 16:58:13


         *Web:共同通信( 2020年5月12日)より

東京都の小池百合子知事は12日、
新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査について、
6月から月3千件のペースで始めると都の配信動画で明らかにした。

東大などのプロジェクトに都の外郭団体の医学総合研究所が参加する形。

小池氏は「地域ごとの抗体保有率を調べ、感染防止対策に役立てたい」と述べた。

 
小池氏によると、東大先端科学技術研究センターが主導し
、複数の大学病院などが診断や重症度判定に当たっての
抗体検査の有用性について共同の研究を開始。

1日最大500件検査できる測定器を医学総合研究所に設置し、
都立病院などから検体を受けて検査する。

 (https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020051201002569/ )

           <感謝合掌 令和2年5月13日 頓首再拝>
18:伝統 :

2020/05/14 (Thu) 11:02:46


       *Web:山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信(2020.05.1)
            ~アメリカFDAが緊急承認した抗体検査の13キットの性能

抗体検査などの検査においては感度と特異度が重要である。

感度は新型コロナウイルスに感染した人のうち、抗体陽性と判定される割合である。

FDAが承認した13キットの感度は最低が85.4%、最高が100%である。
一方、特異度は感染していない人のうち、抗体陰性と判定される割合で、
最低は94.4%、最高は100%であった。

これらか各企業が提出した比較的少ないデータに基づく値でであり、
さらなる検証が必要である。

感染が広がっていない地域においては、特異度が95%程度であっても、影響が大きい。
例えば実際には100名中誰も感染していない場合、特異度95%の抗体検査を行うと、
5名が陽性と判定されてしまう。

  (https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/21.html

           <感謝合掌 令和2年5月14日 頓首再拝>
19:伝統 :

2020/05/16 (Sat) 10:14:24

東大が抗体検査実施 陽性は0.6% 都内500人で感染状況を調査

       *Web:毎日新聞(020年5月15日)より

東京大先端科学技術研究センターの
児玉龍彦名誉教授(がん・代謝プロジェクトリーダー)らのチームが、
東京都内の新型コロナウイルスの感染状況を調べるために実施した抗体検査で、

0.6%が陽性だったことが15日、明らかになった。

東京都の人口推計(1398万人)に基づき計算した場合、
約8万3880人が感染しており、検査時に東京都が公表していた感染者数の
約18倍が感染している計算になる。

 
東京大や慶応大、大阪大などでつくる
「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」の大型プロジェクトの一環。

抗体検査では、血液中のたんぱく質の「抗体」の有無を調べることで、
新型コロナの感染歴が分かる。

国内では、無症状の人や軽症者が検査を受けずに回復しており、
感染がどこまで広がっているかが正確には分かっていない。

臨床検査の民間大手「LSIメディエンス」の協力を得て、
都内の医療機関で5月1~2日に採血し検査に使った500人分の残余検体を、
学内の倫理委員会の承認を受けて活用。

全自動で抗体量を測定できる大型機器を使って
東京大アイソトープ総合センターの川村猛准教授らが解析し、3人が陽性だった。

 (https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/040/100000c

           ・・・


抗体検査、1万人規模で実施へ 6月めどに複数の都道府県で 厚労省

      *Web:毎日新聞(2020年5月15日)より

加藤勝信厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、
新型コロナウイルスの感染歴を調べる「抗体検査」について、
6月をめどに住民を対象に1万件規模で実施する計画を明らかにした。

感染者数が多い地域と少ない地域を含む、複数の都道府県で行う。

抗体検査では、新型コロナにその時点で感染しているかどうかを調べるPCR検査と異なり、
ウイルスが体内に侵入した後に作られる抗体の有無を調べることで感染歴を把握できる。

 
また、加藤氏は、抗体検査の本格実施に先立ち4月下旬に行った
「抗体検査キット」の性能評価の結果を公表。

東京都内と東北6県で日本赤十字社の献血を通じて無作為抽出した各500検体のうち、
東京で最大3件(0・6%)、東北で同2件(0・4%)について陽性反応が出たとした。
検査キットによって陽性反応が出た数は異なっていた。

一方、新型コロナが感染拡大する前の昨年1~3月に関東甲信越で採血して保存されていた
献血血液500検体からも同2件の陽性反応が出たという。

加藤氏は専門家に確認したところ

「(誤って陽性と判定される)『偽陽性』が一定程度含まれていると考えることが自然で、
検査キットの結果にもばらつきがある。
今回の少人数の検査をもってキットの性能や抗体保有率について言及することは適切でない」

と指摘されたと説明。

厚労省は昨年の結果については新型コロナの流行前であることから「偽陽性」との認識だ。

厚労省は今回、国内外で開発された計5社の抗体検査キットなどを使って調べた。
しかし、陽性か陰性かのみを判定する「定性検査」では集まるデータの信頼性が低いと判断。

今後実施する大規模検査は、
抗体量を測定できる機器を別途選定して実施し、確度を高める方針。

 (https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/040/099000c

           ・・・

6月にも抗体検査 東京、大阪、宮城の1万人対象 厚労省、感染実態把握目指す

厚生労働省は15日、新型コロナウイルスの感染歴を調べる
抗体検査を6月にも実施する方針を明らかにした。

東京、大阪、宮城の3都府県の住民1万人を対象とする初の大規模調査で、
流行の実態把握を目指す。

 
抗体検査では、ウイルスと戦った際に作られるたんぱく質の「抗体」が
血液中に含まれるかどうかを調べることで、感染歴が分かる。
PCR検査を受けずに回復する無症状の人や軽症者を含めた地域の感染状況も推定できる。

感染者数の多い東京や大阪と、
大都市がありながら感染者が比較的少ない宮城で、約3000人ずつ調査する。

大阪府の運営する健康管理アプリの登録者に呼びかけるほか、
宮城では住民基本台帳から無作為に抽出し、年代などに偏りがないようにする。

東京と東北6県で4月下旬、日本赤十字社の献血を通じて
無作為抽出した各500人分について、5種類の検査キットなどを使った分析結果も公表。

キットによって抗体保有率は異なったが、東京は最大0・6%、東北6県は最大0・4%だった。
誤って抗体があると判定される「偽陽性」を含む可能性が高く、
同省は「感染者数は推計できない」と話す。

一方、東京大先端科学技術研究センターなどのチームも、
都内の複数の医療機関で今月採取した500人(10~90代)分の血液を使って抗体検査を実施。
15日、抗体保有率の割合が0・6%だったと公表した。

東大や慶応大、大阪大などでつくる「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」の
大型プロジェクトの一環。児玉龍彦がん・代謝プロジェクトリーダーは
「都の人口を勘案すると(感染歴のある人が)8万人程度いる可能性が非常に高い」と推定した。


感染症に詳しい濱田篤郎・東京医大教授は、
高精度の解析機器を使う東大チームの検査について

「価値のあるデータだ。感染率が0・6%ならば、
再流行すれば感染が大きく広がる可能性を秘めている」と指摘。

同省実施の検査結果は「精度が低く、あまり参考にならない」と話した。

 (https://article.auone.jp/detail/1/2/2/101_2_r_20200515_1589538431468065

・・・

<参照Web:MAG2NEWS(2020.05.15)
       https://www.mag2.com/p/news/451763  >

           <感謝合掌 令和2年5月16日 頓首再拝>
20:伝統 :

2020/05/17 (Sun) 10:36:30


          *Web:産経ニュース (2020年5月15日)より

新型コロナウイルスの感染歴を調べる「抗体検査」に、
厚生労働省が来月から本格的に乗り出すことになった。

地域の感染実態を把握できるため、外出自粛の実施や解除の判断材料として期待される一方、
検査キットの性能には課題が残る。

抗体が確認されても再感染の可能性が指摘されており、
「免疫証明」につながるかは不透明だ。


「複数の自治体で、どれぐらい抗体保有者がいるかはいえるだろう」。
厚労省の担当者は、1万人規模で行う抗体検査の意義をこう説明した。

 
地域の人口の5~6割が抗体を持つと「集団免疫」がついて流行が広がりにくくなるとされ、
感染実態が把握できれば、外出自粛の必要がなくなるなど収束の道筋が見えてくる。

東邦大教授で日本感染症学会の舘田一博理事長も
「感染後に回復して免疫を持つ人が増えれば流行は広がらず、
収束に向かっていくことも考えられる」と指摘する。

 
新型コロナの抗体検査は国内外で先行事例がある。

神戸市立医療センター中央市民病院は外来患者1千人の血液を検査し、
33人が抗体を持っていたことを確認。

大阪市立大は4月下旬、新型コロナとは無関係の理由で付属病院の外来を受診した
312人の血液を調べ、3人が抗体を持っていることが分かった。

国内では、数%の人に感染歴がある可能性がある。

 
一方、米国最大の感染地となったニューヨーク州が4月に3千人対象の検査を
実施したところ、約14%が陽性との結果が出た。

 
英国などは経済活動を再開させるため、
抗体検査を基にした「免疫証明書」の発行を検討しているが、
検査キットの精度が不十分として否定的な論調が目立つ。

世界保健機関(WHO)も
「抗体の存在が、新型コロナに対する免疫を示すとの結果は出ていない」
との見解を示している。

新型コロナは抗体がどのように作られ、どう感染制御に作用し、
どれほどの持続性を持つのか-など不明な点が多い。

舘田氏は「今後はこうした疑問点を一つ一つ検討していくことが求められる」と話している。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_lif2005150089/ )

           <感謝合掌 令和2年5月17日 頓首再拝>
21:伝統 :

2020/05/22 (Fri) 11:26:52


       *Web:NEWSポストセブン( 2020年5月21日 )より抜粋

(1)日本政府の新型コロナウイルス対策については、批判的な声も多いが、
   一方で死亡者が少ないのは事実である。

   5月19日現在で、日本で新型コロナによって死亡した人数は763人になる。

   人口100万人あたりの死者数に換算すると、
   スペイン587人、イタリア523人、米国268人、ドイツ96人に対して、
   日本はわずか6人であり、先進国のなかで圧倒的に少ない。

(2)京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らが新説を唱えている。

   「日本人はすでに集団免疫を獲得している」という新説。

   「簡単にいうと、日本ではまったく無自覚のうちに、1月中旬に
    中国発の弱毒性『K型』が流行のピークに達したということです。

    中国からの厳密な入国制限が3月中旬までもたついたことが幸いし、
    中国人観光客184万人を入国させ、国内に『K型』の感染が拡大して
    集団免疫を獲得したとされます。

    一方、欧米は2月初頭から中国との直行便や中国に滞在した外国人の入国を
    ストップしたので、国内に弱毒性の『K型』が蔓延しなかった。

    その後、上海で変異した感染力や毒性の強い『G型』が中国との行き来が多い
    イタリアなどを介して、欧米で広がったとされます。

    日本はすでに『K型』の蔓延によって集団免疫を獲得しており、
    『G型』の感染が拡大しなかった。だから日本の死者数が少ないという説です」


   これに対し、国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんは、
   「仮説としては非常に優れている。今後の実証実験に期待したい」と話す。

(3)「免疫パスポート」は経済を回す上で必要

  ①現在、世界各国の政府や企業、団体は、
   「免疫パスポート」の発行の準備を進めている。

  ②「免疫パスポートとは、新型コロナに感染して免疫ができたことを証明する
    書類やパスなどのことです。経済活動の再開を目指す各国では、
    検査をして抗体があった人に証明書を与えて、就労や移動の自由などを
    認める動きが出てきています」

  ③「日本でも即刻導入すべきです。抗体検査や、それを持つ人への
    免疫パスポートの発行という制度は、経済を回すという意味においても重要です」
             (医療ガバナンス研究所理事長の上昌広 )

    (https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1564942/ )

           <感謝合掌 令和2年5月22日 頓首再拝>
22:伝統 :

2020/05/27 (Wed) 14:43:00


      *Web:NEWSポストセブン (2020.5.24)より

なかなか収束のめどが立たない新型コロナウイルス。
5月19日現在の日本における新型コロナウイルスによる死亡者は763人で、
人口100万人あたりの死者数に換算すると、
スペイン587人、イタリア523人、米国268人、ドイツ96人に対して、
日本はわずか6人であり、先進国のなかで圧倒的に少ない。

 
その理由は明確にはわからないが、すでに多く日本に住む人が免疫を
獲得していた可能性も指摘されている。

では、どういった人が免疫を獲得したのだろうか。

当然だが、まずは実際に新型コロナに感染した人たちだ。
厚労省によると5月19日現在で、国内事例は1万6192例発生している。

血液内科医の中村幸嗣さんが指摘するのは、「感染者の周辺にいた人たち」だ。

「実際に感染者が出たお店や施設の従業員、感染者の家族、
クラスターが発生した病院の医療関係者に加えて、
飲食店やスーパーなど不特定多数が訪れる商業施設の従業員は
免疫を持っている可能性が高いです。

同じことで、濃厚接触者やクラスターに関連してPCR検査を受けて陰性だった人も、
実は感染者だけれど、ウイルスの増殖を自然免疫で抑えこみ、
陽性と判定されなかった偽陰性の可能性があります」(中村さん)


PCR検査は完全ではなく、検査を受けたうち3割に、本当は陽性なのに
陰性と判定される「偽陰性」が生じるとされる。

現実にPCR検査で陰性が出た「隠れ陽性」が市中に一定数はいるだろう。

医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんは、
「知らないうちに感染しているのは若い人ではないか」と言う。

「男女問わず、若い人ほど体力があるため感染しても重症化しません。
今年に入ってからなんとなく風邪っぽかったり、一度は調子が悪くて休んだ人は、
すでに新型コロナに感染して免疫を持っているかもしれません」

新型コロナに感染しなくても、免疫を持っている可能性があるという。

ドイツ・シャリテ医科大学の研究チームが
新型コロナに感染していない68人を調べたところ、
34%から新型コロナに関連する免疫にかかわる「ヘルパーT細胞」が見つかった。


アメリカのラ・ホーヤ免疫研究所のチームはその研究を発展させ、
新型コロナ未感染者の40~60%から「ヘルパーT細胞」を検出したという。

国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんは、こう話す。

「普通の風邪を引き起こすコロナウイルスと新型コロナとの間に、
 『交差反応細胞認識』が示唆されたんです。

 簡単にいえば、普通の風邪に感染したことがある人に、
 新型コロナの免疫があるかもしれないということです。
 そのアメリカの研究チームの論文は、世界最高峰のライフサイエンス雑誌『Cell』
 に発表されました。

 最近、鼻風邪程度の風邪をひいた人でも、新型コロナの免疫ができたかもしれません」

 
逆に免疫を持っていないのはどんな人たちか。前出の中村さんは
「しっかりした感染症対策をした医療従事者」を挙げる。

「防護服などで感染症対策をしている医療従事者は防御意識が高く、感染していません。
 実際にニューヨークでは、医療従事者の抗体化が低いことが指摘されています」

長期間、病院に入院している患者は衛生的に恵まれた環境にいるため、
免疫の獲得も遅いとされる。一説には、病院内のクラスター、つまり院内感染が
発生しやすいのはそうした理由があるという。

乳がん治療で入院していた岡江久美子さん(享年63)が新型コロナ感染で
重症化して亡くなったのも、そうした背景があるのかもしれない。

東京、大阪などの大都市圏以外で、感染者が数人~十数人の地域も
獲得免疫を持つ人の割合は低いと予想される。

「そうした地域では感染者以外で獲得免疫を持っている人は皆無に近いと考えられます」
(前出・中村さん)

新型コロナと共に生きなければならない新しい日常は、すでに始まっているのだ。

  (https://news.yahoo.co.jp/articles/5e7b28c9af9f47c0dd2686ef076660a68ebd0bed )

           <感謝合掌 令和2年5月27日 頓首再拝>
23:伝統 :

2020/05/28 (Thu) 10:36:33


       *Web:NEWSポストセブン ( 2020年5月21日 )より抜粋

(1)「抗体」と「抗体検査」

  ①わだ内科クリニック院長の和田眞紀夫さんが「抗体」の特性を解説する。

   「抗体とは、免疫反応の際に作り出されるタンパク質のことです。
   検査をして、血液中に抗体が見つかれば、その人は過去に
   ウイルス感染していたことがわかるのです。

   一般論として、抗体がある人は同じ病気に再感染しない、
   しても重症化しづらいといわれています」

  ②「抗体検査」は足跡を捜索するための検査といえる。
   大規模な抗体検査を行えば、「コロナだったかもしれない」人たちが
   感染していたのかシロクロはっきりするということだ。

(2)“役に立つ抗体”と“役に立たない抗体”

  ①太融寺町谷口クリニック院長の谷口恭さんが話す。

   「抗体には“役に立つ抗体”と“役に立たない抗体”があります。
    役に立つ抗体は『中和抗体』といい、治癒後に再び病原体が体内に侵入したら、
    それをやっつけてくれる。麻疹(はしか)やおたふく風邪、水ぼうそうなどの
    抗体が『中和抗体』で、一度かかると二度とかかりません。

    一方、HIVやC型肝炎のウイルスに感染したときにできるのは
    “役に立たない抗体”です。
    感染してできた抗体が新たな感染を防いでくれるわけではありません。

    新型コロナウイルスの抗体がいずれの抗体なのかは、まだ不明です。

    それに、すでにウイルスの変異も生じており、仮に中和抗体ができたとしても、
    変異後の新型コロナには効かない恐れもあります」

(3)現時点点での抗体検査結果

  ①東京都で検体数の0.6%、大阪府で1%、神戸市で2.7%が「陽性」だったとの報告がある。

   これらは、数値の信頼性においては疑問が残る。

  ②米ニューヨーク州では、1日2000人を対象に抗体検査が行われており、
   5月2日の集計結果では、住民の12.3%が抗体を保有していたと明かされた。

  ③医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんが言う。

   「私たちのクリニックで手がけた検査では抗体検査の陽性者は202人中、5.9%でした。
    この数値をもとにすると東京都の感染者は現在公表されている人数の200倍近く
    存在したことになります。
    国内のほかの結果を見ても、少なくとも10倍は感染者がいたと考えられる」

   (https://news.infoseek.co.jp/topics/postseven_1565044 )

           <感謝合掌 令和2年5月28日 頓首再拝>
24:伝統 :

2020/06/01 (Mon) 14:29:00


       *Web:朝日新聞(2020.06.01)より抜粋

(1)人口あたりの感染者が多い東京、大阪と、少ない宮城の
   3都府県の住民計約1万人を対象に実施する。

   東京都と宮城県は1日から、大阪府は3日から開始ずる。

(2)無症状の人も含めた国内の感染の広がりの把握につなげる狙いがある。

(3)検査では、10ミリリットルの血液を採取。
   ウイルス感染後、体内にできるたんぱく質(抗体)を
   3種類の測定法で調べる。

(4)今回の検査を通じ、測定法の特色や有効性を把握できるという。

(5)結果は本人に通知する。

  (https://www.asahi.com/articles/ASN61421GN61UTIL00L.html )

           <感謝合掌 令和2年6月1日 頓首再拝>
25:伝統 :

2020/06/01 (Mon) 18:39:15



     *Web:yomiDr (2020年6月1日)より

(1)東京大学先端科学技術研究センター(先端研)などのチームは31日、

   「ある簡易キット(イムノクロマト法)で検査したところ、58人が陽性だった。
    このうち約9割の52人が精密検査では陰性と判定された。
    キットで陰性だった人は、精密検査でも陰性だった。」

   と発表し、簡易検査キットは、全国の診療所で導入が増えているが、
   正確な感染状況の把握には課題があると指摘している。

(2)キットで陰性だった人は、精密検査でも陰性だった。

(3)先端研の児玉龍彦名誉教授は

   「感染した可能性のある人を迅速に把握するには役立つが、
    診断には精密検査の他、PCR検査や症状を含めた総合的な判断が必要だ」

   と指摘する。キットは疫学調査で使うには精密さに問題があるとしている。

   (https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200601-OYTET50000/

           <感謝合掌 令和2年6月1日 頓首再拝>
26:伝統 :

2020/06/02 (Tue) 11:01:08


      *Web:日本経済新聞(2020.06.01)より抜粋

(1)抗体検査は精度の問題などが指摘されているが、
   民間企業が自主的に進める背景には、事業活動の再開に向けて
   「抗体の有無が分かれば従業員らの安心につながる」(SBG)との判断がある。

(2)法人の検査需要を取り込む医療機関も出ている。
   都内に4カ所の診療所を開く「有明こどもクリニック」(東京・江東)は
   5月下旬、法人向け検査の受け付けを始めた。

   米国の試薬を使った1人当たりの費用1万円の検査を通じ15分ほどで判定する。
   既に約20社から予約があり、「社員がオフィスに復帰する前に
   検査を要望する経営者は多い」という。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59843800R00C20A6EA2000/?n_cid=NMAIL007_20200602_A

           <感謝合掌 令和2年6月2日 頓首再拝>
27:伝統 :

2020/06/04 (Thu) 09:12:14


      *Web:日刊スポーツ(2020.06.03)より

巨人は3日、都内の球団事務所で会見を行い、
坂本勇人内野手(31)、大城卓三捕手(27)がPCR検査を受け、
新型コロナウイルスの陽性判定が出たことを発表した。

東京ドームで予定されていた西武との練習試合は中止となり、
濃厚接触者ら計26人に同検査を実施した。

ただ2選手とも自覚症状はなく、正常値からわずかにはずれた「微陽性」のため、
再度のPCR検査で陰性が確認されれば早期復帰が可能。

  → 巨人4日のPCR検査は唾液を検体とする手法で実施

◇   ◇   ◇

循環器及び感染症専門の愛知医科大・後藤礼司医師 

抗体検査とは新型コロナウイルスに感染して体に免疫ができているかどうか
を調べるものです。

コロナを発症して2週間前後経過すると、IgGという抗体が出てきます。
これが出てくると、免疫を持っているということになります。

「微陽性」という表現があいまいで分からないのですが、
IgGの値がほんの少しだけ上がっていると推察されます。

よって、坂本、大城両選手が症状もなかったと言っているので、
無症候性感染者であったと考えられます。

ただし、抗体検査はどの会社のものを使うかによって精度が違うので、
注意が必要です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2216182e109b6578fefb4bac332869596013d252

他のWeb情報によると、

2日夕にPCR検査を行ったところ、3日午前に陽性判定の連絡があったという。

2選手のコロナウイルスの遺伝子量は微量で正常値ぎりぎりの「微陽性」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b149cbda2e562d30f0984f8470bc0e27635b579

           <感謝合掌 令和2年6月4日 頓首再拝>
28:伝統 :

2020/06/08 (Mon) 14:17:13


     *Web:いちご畑よ永遠に(2020-06-08)より抜粋
          ~2020/6/8 2:00 日本経済新聞

(1)新型コロナウイルスの感染が終息に向かう集団免疫について、
   免疫を持つ人の割合が当初の見通しより低くても効果があるとの研究が相次いでいる。

   これまで全人口の約6割が免疫を持つ必要があるとされていたが、
   4割程度でも十分な可能性がある。

(2)スウェーデンのストックホルム大学などは免疫を持つ人が
   4割程度でも感染が再拡大しなくなるとの研究をまとめた。

(3)英オックスフォード大学などのグループは感染しやすさや接触頻度のばらつきが
   大きければ、人口の1~2割が感染するだけで流行が拡大せず終息に向かうと試算した。

(4)こうした検討が進む背景について、北海道大学の西浦博教授は
   「感染しやすさのばらつきに関する科学的発見が積み上がってきた」と指摘する。

   感染症の数理モデルに詳しい東京大学の稲葉寿教授は
   「論文で算出された1~4割の数字は具体的な想定シナリオで変わるため、
   単純に日本の状況に当てはめられない」と指摘した上で、

   「まだ科学的に立証されておらず、経済活動の再開を優先して
   対策を緩める判断は時期尚早だろう。油断して検査・隔離・治療の標準手段の
   整備が遅れないようにすべきだ」とくぎを刺す。

(5)集団免疫の効果を巡ってはもう一つ課題がある。
   新型コロナウイルスに対する免疫の獲得に向けた体内の仕組みが
   詳しく分かっていないからだ。

(6)日本が集団免疫を獲得するまでの道のりは遠い。
   免疫となる抗体の保有量を調べる検査から、
   抗体保有率は数%に満たないとされている。

   感染が再拡大する「第2波」はいつ起きてもおかしくない。

  (https://ameblo.jp/yuutunarutouha/entry-12602678864.html

  (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60020080V00C20A6000000/?n_cid=NMAIL007_20200608_H

           <感謝合掌 令和2年6月8日 頓首再拝>
29:伝統 :

2020/06/09 (Tue) 13:45:14


     *Web:デイリー新潮(2020.06.07)より抜粋

(1)ハーバード大学の研究チームは5月20日に発表した研究結果で、ある疑問に答えを示した。
   それは〈コロナに感染すると免疫を獲得できるのか?〉についてである。

  ①研究チームが9匹のサルをコロナに感染させたところ、人間と同様に肺炎を発症。
   それから5週間後、回復したサルに再びコロナを感染させようと試み、
   鼻や気管に大量のウイルスを注入したが、再感染させられなかったという。

   サルの体内でコロナに対する防御抗体が生成されたのである。

   充分に抗体ができれば二度とコロナに感染しない――。

   同様の結果がヒトでも確認されたら、抗体は盾として大きな“武器”となる。
   それがすでに備わっていれば比較的安心できよう。

   反対に、なければ第2波への警戒を怠らないよう気構えができる。

 
  ②浜松医療センター院長補佐の矢野邦夫氏も、

   「新型コロナウイルスに感染すると、おそらく2~3年は再感染しないと考えられます。
    その期間を超えると免疫が落ちてきますが、たとえ感染しても軽い症状で済む
    はずです」


(2)この研究結果が世に出たのと同日、米・ニューヨーク州のクオモ知事は、
   低所得者地域で実施した、8千人に対する抗体検査の結果を発表している。

   市北部ブロンクスの陽性率は43%で、ヒスパニック系に限ると56%! 
   南部ブルックリンでも41%に達し、
   黒人住民の8割が陽性という地域もあったという。


(3)“交差免疫”の効力

  ①「日本の感染者数がこれほど少なく、また、致死率が低いのは、
   かつて新型コロナウイルスに似たウイルスに感染して獲得した免疫が
   効力を発揮しているのかもしれません。これを“交差免疫”と呼びます」

   つまり、新型コロナに未感染でも抗体を持っている人がいるというわけである。

  ②順天堂大学特任教授(免疫学)の奥村康氏は、

   「交差免疫は決して珍しい現象ではありません。
    過去に罹った風邪に対する抗体が、新型コロナウイルスに効力を持つことも
    十分に考えられます。

    とりわけ子どもは従来型のコロナウイルスに感染することが多く、
    幼稚園や公園で様々なウイルスに触れている。

    子どもが新型コロナウイルスに感染しても圧倒的に重症化しづらい理由も、
    交差免疫で説明できるかもしれません」


(4)第2波が襲来する前に、より多くの情報を“知る”こと。
   それこそが個々人、ならびに政府の対コロナ戦略の要となろう。

  (https://news.yahoo.co.jp/articles/ee16e05fbb6dfc205148ec9fb1cee9607d952666 )

           <感謝合掌 令和2年6月9日 頓首再拝>
30:伝統 :

2020/06/10 (Wed) 10:35:41


       *Web:KYODO(2020.06.09)より

ソフトバンクグループ(SBG)は9日、
社員や協力を得た医療機関などを通じ約4万4千人を対象にした
新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果、

0.43%の人が陽性だったと発表した。

医療従事者の陽性率は1.79%で、
ソフトバンク社員などの0.23%よりも高い傾向を示した。

国内で最大規模の抗体検査とみられ単純比較できないが、
これまでの海外検査例よりも陽性率が低い結果となった。

 
ネット上で解説した国立国際医療研究センターの
大曲貴夫国際感染症センター長は

「(それぞれの)検査を組み合わせることが必要。
症状のある人が早く検査を受けられる環境づくりが最優先」と述べた。

  (https://news.yahoo.co.jp/articles/219893f93a59bf44cb634c816151f7a0906330c2

           <感謝合掌 令和2年6月10日 頓首再拝>
31:伝統 :

2020/06/16 (Tue) 10:41:00


       *Web:朝日新聞(2020年6月15日)より抜粋

山形県内での新型コロナウイルスの感染実態を探ろうと、
山形大学医学部(山形市)は約1千人にウイルスの抗体検査を実施し、
15日に結果を発表した。


(1)対象は6月1日~4日に同病院をコロナ以外で受診した患者1009人。
   採血して調べたところ、約0・5%にあたる5人から抗体が検出されたという。

   ただし、検査対象者が患者に限られる上、約1千人にとどまることなどから
   「割合をそのまま県民全体に当てはめることはできない」という。


(2)その上で、「多く見積もっても感染者は県内人口の1%以下にとどまり、
   第1波による感染は広がっていないと考えられる」と指摘。

   (https://www.asahi.com/articles/ASN6H6GR8N6HUZHB00S.html

           <感謝合掌 令和2年6月16日 頓首再拝>
32:伝統 :

2020/06/16 (Tue) 13:57:59


       *Web:毎日新聞 ( 2020年6月16日)より

厚生労働省は16日、東京、大阪、宮城の3都府県で住民約8000人を対象に
新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果、

東京は0.10%、

大阪は0.17%、

宮城は0.03%

が陽性だったと発表した。

 
検査は6月1~7日、東京で約2000人、大阪と宮城で各約3000人を調べた。

陽性者数は、

東京2人

大阪5人

宮城1人。

抗体はウイルスに感染した時などに体の免疫細胞が作り出すたんぱく質。
血液中に含まれるかどうかで感染歴が分かる。

   (https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20200616k0000m040035000c/ )

           <感謝合掌 令和2年6月16日 頓首再拝>
33:伝統 :

2020/06/17 (Wed) 09:28:33


      *Web:朝日新聞(2020.06.16)より抜粋

(1)3都府県の20歳以上の住民計7950人を無作為に選び、6月初旬から検査。
   大型の機器を使う、比較的精度が高いとされる二つのメーカーの機器で測定し、
   いずれも陽性になった人を「陽性」とした。

   陽性と判定された人は、

   東京は1971人のうち2人、
   大阪は2970人のうち5人、
   宮城は3009人のうち1人。

(2)5月31日時点で報告されている累積感染者数をもとにした感染率は
   東京0・038%、大阪0・02%、宮城0・004%で、
   いずれも今回の陽性率のほうが高く、
   検査で拾われていない無症状の感染者が一定程度いるとみられる。

(3)日本の感染者が少ない理由は、
   衛生意識の高さや、日本独自のクラスター(感染者集団)への対策など、
   さまざまな説があるが、確立したものはない。

   抗体がある場合でもどれぐらい持続するのか、
   本当に感染を防げるのか、わかっていない。

(4)対策はゆるめられないというのが、専門家の見方だ。

  ①東京医大の濱田篤郎教授(渡航医学)は

   「欧米に比べ、日本は大幅に陽性率が低いことになる。
    感染者がそれだけ少ないということでもあり、
    日本では、秋にも心配される第2波で感染者数が増える可能性がある」

   と指摘する。

  ②山形大病院の森兼啓太・検査部長は

   「国内の感染状況からみて当たり前の結果」としつつ

   「次の波が来たときに誰もが感染しうる。『安心してはいけない』
    ということが確認できた」

   と話す。

  ③日本臨床検査医学会理事の柳原克紀・長崎大教授も

   「『ほとんどの人が感染していない』ということがわかったとはいえる。
    次の流行への備えはしっかりやらなければいけない」

   と強調した。

   (https://news.yahoo.co.jp/articles/695d568644e5a60133b429c03d385734a6b421c3

           <感謝合掌 令和2年6月17日 頓首再拝>
34:伝統 :

2020/06/17 (Wed) 20:56:14


     *Web:スラージュ内科クリニック(2020年5月19日)より

交差免疫が新型コロナウイルスに起こりうるという報告が出ました。

交差免疫、または交差反応と言います。

これは免疫能の中でとても優れた機能の一つとされています。

これまで一度も新型コロナウイルスに感染したことのない人が
新型コロナウイルスに対して反応して抑え込めるかもしれないということです。

言い換えますと、新型コロナウイルスのPCR検査でも抗体検査でも陰性の人が
新型コロナウイルスに対して免疫反応起こすかもしれないということです。


素晴らしいと思いませんか?

少なくとも私はこの可能性が証明されて、やった!と思いました。


実は以前BCG接種がコロナ予防に有効かもしれないということをブログで報告しましたが
これも同じようなメカニズムです。交差反応です。


今回の報告では旧型のコロナウイルスに感染した経験を
リンパ球が覚えていて新型にも反応するということのようです。

どれだけ有効な免疫反応を起こすかはまだ未解明な部分がありますが、
これまでの風邪を引いた経験が生かされるかもしれないということでとても嬉しい報告です。

風邪を引いて辛い思いをした経験が次に活かされるかもしれません。

   (http://soulage-cl.jp/blog/ → 院長ブログをクリック
    → ブログ2020年5月19日をクリック)

           <感謝合掌 令和2年6月17日 頓首再拝>
35:伝統 :

2020/06/22 (Mon) 18:46:22


        *Web:風紋360のブログ(2020-06-08)より

新型コロナウイルス感染症が全世界に広がりましたが、
日本を含むアジア地域で人口あたりの死者数が少ない理由に着目し、
解明する研究が盛んになっています。

その中で今、新しい説明として急浮上しているのが、
過去に似た弱毒のコロナウイルスが流行した結果、
新型に対する免疫もある程度ついたとする 「交差免疫説」 です。


米ラホイヤ免疫研究所などが新型ウイルスの流行前から
米国で採取・保存されていた血液を調べた研究では、
約半数から新型を認識する免疫細胞が検出できたといいます。

似たウイルスで交差免疫が起きた可能性を示す成果です。


冬を中心に流行する季節性のコロナウイルスは
軽い風邪を起こすだけで研究が進んでいません。


アジアで過去に新型に近いウイルスの大きな流行があり、
欧米人よりも強い交差免疫ついていたとすれば、
人口比の死者の差に説明がつきます。


アジアで交差免疫の本格的な研究はこれからですが、示唆する研究はあります。

東京大の児玉龍彦名誉教授らが新型コロナウイルスの軽症患者の血液を調べると、
まったく新しい病原体に感染した時に初期にできる抗体が、増えにくいことがわかりました。

この抗体は、国立感染症研究が発症から9~12日たった患者21人を
対象にした調査でも、1人しか陽性にならなかったため、
過去に別の似たウイルスに感染して免疫がつき、
新型を初めてのウイルスと認識しなかった可能性があるのです。


宮沢正顕・近畿大教授(ウイルス感染免疫学)は交差免疫の可能性について

「仮説としてはありうる。死亡率の違う地域間で抗体の量や交差反応に関する
 データを集め、比較する研究が必要だ」 と指摘されています。


< 山中教授のファクター X の一つの候補ですが、
確かに欧米に比較して感染者、死亡者が少なすぎますね。
X は何でしょうか、複数の要因はあると思うのですが。>

   (https://ameblo.jp/huumonn360/entry-12601704095.html )

           <感謝合掌 令和2年6月22日 頓首再拝>
36:伝統 :

2020/06/23 (Tue) 20:34:19


      *Web:読売新聞(2020/06/13)より

新型コロナウイルス感染症が昨年末、
中国湖北省武漢市で確認されてから5か月が過ぎた。

この間にウイルスは全世界に広がったが、日本を含むアジア地域で
人口あたりの死者が少ない理由に着目し、解明する研究が盛んになっている。
(新型コロナ取材班 木村達矢、鬼頭朋子)


「家に靴を脱いで上がる」から少ない?

 
新型コロナウイルスは、感染しても無症状や軽症の人が多い。
国によって感染者数の把握に大きな差があるため、死者数を国際比較する場合、
人口あたりの数でみるのが一般的だ。

日本は、新型コロナウイルスによる死者が2日現在、903人(横浜のクルーズ船含まず)に上る。
人口100万人あたり7人で、欧米に比べ数十~100分の1のレベルだ。

日本はロックダウン(都市封鎖)や外出禁止令などの厳しい規制を敷かずに感染拡大を抑えたとして、
安倍首相は5月、緊急事態宣言の解除にあたり「日本モデルの力を示した」と強調した。

一定の成果を上げた理由には、「キスや握手の回数が少ない」「手洗いやマスクの習慣がある」
などの文化的要因、医療の質の高さ、軽症のうちに医療機関にかかりやすい国民皆保険制度、
都市の清潔度まで、様々な指摘がある。

だが人口比の死者が少ないのは中国や韓国、インドも同じだ。
イランを除くアジアはほぼ同水準で、国民性や医療環境だけでは説明できない。



BCG接種との関連は?

今年3月、結核予防のBCGワクチンを定期接種している国では
「患者や死者が少ない傾向がある」という論文が発表された。
欧米は結核患者が少なく、感染率が高いアジアやアフリカは接種が奨励されている。

BCGには免疫力を高める物質を増やす効果もあるとされ、
接種した子供は結核以外の呼吸器感染症や敗血症の発症率が4~5割少ないとする研究もある。

ただBCGの定期接種を行うブラジルやイランは人口比の死者が多く、
1980年代半ば以降行っていない豪州は低いなど矛盾もある。

イスラエルの研究では、
BCG接種と新型コロナウイルス感染症の発症率に関連はみられなかった。

 
糖尿病など生活習慣病の地域差との関連も指摘されている。
英国で入院した約2万人の研究では、肥満の人は死亡リスクが約1・3倍に高まった。

世界保健機関(WHO)によるとBMI(体格指数)30以上の肥満の人は
日本では4・3%で、米国36・2%、英国27・8%、イタリア19・9%など
欧米で比率が高い。

だが人口比の死者で2桁差が出る主要な要因とは言い難い。


「人種の違い」が理由?

人種などの違いも注目されている。
慶応大など8大学・研究機関は5月、遺伝情報の小さな差から、
重症と軽症を分ける原因の解明をめざす研究班「コロナ制圧タスクフォース」を発足させた。
9月にも中間成果をまとめる計画だ。

研究候補の一つが白血球の血液型とも言われる「HLA(ヒト白血球抗原)」の違いだ。
HLAは多数の型があり、ある型の人はエイズウイルスに感染すると短期間で発症するなど、
感染症に対する体の反応に差が出る。

研究班の徳永勝士・国立国際医療研究センタープロジェクト長は
「国際的に連携し、アジアや欧米を含めた集団間で遺伝情報の比較をしたい」と話す。

一方で、人種の差で説明できない現象も報告されている。
米疾病対策センター(CDC)によると、
米国で死者に占める黒人の比率は18%(人口比約13%)、アジア系は11%(同6%)で、
アジア・アフリカ系は人口比に対して死者が多い。

人種より所得格差の影響が大きいという指摘もある。


初のウイルスと認識せず?

新しい説明として急浮上しているのが、
過去に新型に似た弱毒のコロナウイルスが流行した結果、
新型に対する免疫もある程度ついたとする「交差免疫説」だ。

米ラホイヤ免疫研究所などが新型ウイルスの流行前から
米国で採取・保存されていた血液を調べた研究では、
約半数から新型を認識する免疫細胞が検出できたという。

似たウイルスで交差免疫が起きた可能性を示す成果だ。

 
冬を中心に流行する季節性のコロナウイルスは軽い風邪を起こすだけで、研究が進んでいない。

アジアで過去に新型に近いウイルスの大きな流行があり、
欧米人よりも強い交差免疫がついていたとすれば、人口比の死者の差に説明がつく。


アジアで交差免疫の本格的な研究はこれからだが、示唆する研究はある。

東京大の児玉龍彦名誉教授らが新型コロナウイルスの軽症患者の血液を調べると、
まったく新しい病原体に感染した時に初期にできる抗体が、増えにくいことがわかった。

この抗体は、国立感染症研究所が発症から9~12日たった患者21人を対象にした調査でも、
1人しか陽性にならなかった。

過去に別の似たウイルスに感染して免疫がつき、
新型を初めてのウイルスと認識しなかった可能性がある。

 
宮沢正顕・近畿大教授(ウイルス感染免疫学)は交差免疫の可能性について
「仮説としてはありうる。死亡率の違う地域間で抗体の量や交差反応に関するデータを集め、
比較する研究が必要だ」と指摘している。

  (https://blog.goo.ne.jp/oioi1234567/e/3dc1c5ee494ed8260905dedb840226af )

           <感謝合掌 令和2年6月23日 頓首再拝>
37:伝統 :

2020/06/24 (Wed) 19:57:53

新型コロナに集団免疫は期待できない? 罹患後数ヶ月で抗体が陰性になるという報告をどう解釈すべきか

           *Web:ヤフーニュース(2020.06.21)より抜粋
                ~忽那賢志 | 感染症専門医

(1)9割以上の方は新型コロナウイルス感染症から回復しています。

   一般的に、感染症に罹患し回復した人は一定の期間は感染しなくなることが多い。

   新型コロナについては感染者に免疫ができるのか、できるとしたら
   どれくらい持続するのかに関心が寄せられていましたが、
   先日中国から抗体は長期間持続しない可能性があるという報告が発表されました。

(2)集団免疫とは、集団の中に占める免疫を持つ人の割合を増やすことで、
   その集団の中で流行を起こさなくする作用を指します。

(3)報告では、無症候性感染者も有症状者も新型コロナ患者では
   回復期にはすでに抗体が低下し始めているとのことです。

   つまり感染によって作られた抗体が、発症から数カ月後には低下するということです。

   これは抗体の量だけではなく、中和活性という実際の抗ウイルス効果も
   同時に減衰することが確かめられています。

   数ヶ月で抗体が減衰するというのは、他の感染症と比較してもかなり早いタイミングです。

   新型コロナでは回復期(退院から8週後)には無症候性感染者の40%、
   有症状者の12.9%でIgG抗体が陰性になるようです。

(4)ヒトに感染するコロナウイルスとして以前から知られていたヒトコロナウイルスは、
   一度感染しても再感染することが知られており、
   これは抗体が早期に減少するためと考えられています。

   しかし再感染時にはウイルス排出期間が短くなったり、症状が軽減されるようです。
   ヒトが何度も新型コロナウイルスに感染するということになれば、
   感染するたびに徐々に病原性は軽減され、将来的には風邪の病原体の一つとして
   ヒトや動物の間を循環するようになるのかもしれません。

(5)「コロナと共存する生活」が私たちにとって暫定的なものなのか、恒常的なものとして
   受け入れなければいけないのかは今後の情報を待つ必要がありますが、
   いずれにしても今の段階で私たちにできることは変わりません。

   三密を避ける、こまめに手洗いをするなど
   個人個人にできる感染対策を地道に続けていきましょう。

   (https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200621-00184351/ )

           <感謝合掌 令和2年6月24日 頓首再拝>
38:伝統 :

2020/07/08 (Wed) 13:01:23

新型コロナ、免疫の研究進む ワクチン開発や感染対策に影響 緊急事態3カ月

     *Web:時事通信(2020.07.07)より

新型コロナウイルスへの感染で免疫は成立するのか。
成立した免疫はどの程度続くのか―。

感染対策やワクチン開発にも影響を与える問いに対し、
各国の研究チームが成果を積み上げつつある。

 
米ラホヤ免疫研究所などのチームは6月、新型コロナウイルスに感染し、
入院を必要とせず回復した20人のリンパ球「T細胞」に
同ウイルスの成分を加えたところ、強い反応を示したとの研究結果をまとめた。

 
米有力科学誌「セル」に掲載された論文によると、
ウイルスを認識し、それに対抗する抗体作りを助ける
「ヘルパーT細胞」の反応が全ての人に、
感染した細胞を殺す「キラーT細胞」の反応が70%の人に見られた。

全ての人の血液に、ウイルスの感染に必要なタンパク質に対する抗体も作られていた。

さらに新型コロナの流行前に採取し保存していた血液を調べたところ、
半数の人に新型コロナに反応するT細胞があることも明らかになった。

チームは、普通の風邪の原因となるコロナウイルスへの感染でできた免疫が
新型コロナに働く「交差免疫」の可能性を指摘する。

 
千葉丈・東京理科大名誉教授は
「新型コロナでは免疫が成立しないかもしれないと疑う声を否定する結果だ。
 交差免疫を示すT細胞を持つ人は、新型コロナに感染しても軽症で済む可能性もある」
と評価。

その上で、

「広い交差免疫を示すT細胞を誘導するウイルスの成分を特定できれば、
 その成分を用いてワクチンを開発できると思われる。
 将来、感染力や致死性が高いコロナウイルスが誕生しても対応可能なはずだ」とみる。

 
免疫が続く期間については、中国の重慶医科大などのチームが6月、
米医学誌「ネイチャー・メディシン」に、
患者が回復した後、数カ月で抗体が急減したと報告した。

 
免疫がどの程度続くかは、
集団免疫やワクチン開発の成否を決める大きなポイントだが、
この点についてはまだ分からないことが多い。

抗体が検出されなくなった後も、
ウイルスを記憶したT細胞や抗体を作るリンパ球「B細胞」が一定期間残り、
次の感染時に即座に働く可能性はあるが、
比較的短い期間で免疫が失われる恐れも否定されていない。

 
北海道大の村上正晃教授は
「免疫は少なくとも数カ月は続くだろう。そうであれば、
ワクチンの開発は可能なのではないか」と分析している。 

 (https://news.yahoo.co.jp/articles/f8395fff2f37a51416994027543ac12105fa8952

           <感謝合掌 令和2年7月8日 頓首再拝>
39:伝統 :

2020/07/09 (Thu) 10:39:16

インフル予防がコロナ対策で取り沙汰される訳 罹患リスク低減だけでない効果がある可能性も

       *Web:東洋経済online(2020/06/29)より抜粋

(1)日本が貧弱な検査体制で新型コロナウイルスの第1波をやり過ごすことが
   できた要因の1つに、2019-20年のシーズンには1月以降、
   インフルエンザの流行が収束したことが挙げられる。

   発熱で病院を受診する患者の絶対数が少なかった。
   もし、インフルエンザが流行していたら、新型コロナウイルスと
   すぐに区別がつかず医療現場は大混乱に陥ったはずだ。

(2)インフル予防接種者とコロナ患者の相関

  ①アメリカ・コーネル大学の医師たちが6月4日、イタリアの高齢者を対象とした
   インフルエンザワクチン接種率と、新型コロナ感染時の死亡率の調査で、
   両者の間に統計的に有意な相関が存在したと報告した。

   インフルエンザワクチン接種率が40%の地域における
   新型コロナの死亡率は約15%だったが、
   70%の地域では約6%まで低下していたという。

  ②彼らが考えるもう1つの可能性は、
   インフルエンザワクチンが免疫力全体を活性化し、
   インフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスに対する免疫力を高めたことだ。

   これは結核予防のために接種されるBCGワクチンが、
   新型コロナウイルスに有用ではないかとされる機序と同じだ。

   繰り返すが、この考え方は現段階では仮説にすぎない。
   結論を得るには、今後の臨床研究の結果を待たねばならない。

  ③インフルエンザは2019-20年のシーズンは流行していないため、
   日本人の集団的な免疫力は低下している。
   いったん流入すれば、大流行へと発展する可能性がある。

   そうなれば、インフルエンザワクチンの需要が高まり、品薄になるはずだ。

   (https://toyokeizai.net/articles/-/359655 )

           <感謝合掌 令和2年7月9日 頓首再拝>
40:伝統 :

2020/07/09 (Thu) 22:57:21


       *Web:ひかたま(光の魂たち)(2020年07月08日)より

孫 「ねえねえ、おじいちゃん、子供は新型コロナにかからないの?」

爺 「子供はかかっても、症状が出ないことが多いし、重症化することはないよ。
   安心しなさい。」

孫 「どうして大丈夫なの?
   普通は子供の方が風邪を引きやすいよね?」


爺 「そうだね。
   新型コロナはもともと高齢者をターゲットにして作ったもので、・・・・あっ。」

孫 「えっ?なあに?」

爺 「いや、何でもないよ。あまり難しいことは言わないようにしようかな。
   難しいことを発表しようとした研究者さんが射殺されてしまったね。
   射殺した犯人も、なぜか射殺体で発見されたけど。」


孫 「簡単な方がいいかな。」

爺 「子供がどうして新型コロナに大丈夫なのかを調べた研究もあるね。

   ドイツのテュービンゲン大学の研究チームが
   新型コロナに感染したことのない人たち185人集めて実験したんだ。

   185人の血液を採って、新型コロナウイルスにくっつけてみたんだよ。
   そうしたら185人中150人の血液が新型コロナに免疫反応したんだ。
   85%だね。」

孫 「免疫反応するとどうなるの?」

爺 「ウイルスをやっつける働きがあるんだよ。
   この免疫反応は「T細胞」 によるものなんだ。

   昔、風邪をひいた時にT細胞が生成されて、
   このT細胞が新型コロナウイルスを防御するお手伝いをしていたんだ。」


孫 「ぼくもよく風邪を引くよ。T細胞がたくさんあるんだね。」

爺 「うん、子供は年平均12回、大人は年平均2回ほど風邪をひくよね。
   だから子供の方がT細胞が豊富なんだろうね。
   もちろん、T細胞だけでウイルスを防御しているわけではないけれど
   とても大きな役割を担っているんだよ。」


孫 「そうかぁ。風邪も悪いことばかりではないんだね。」


爺 「風邪は、身体によいことがたくさんあるよ。
   風邪を引いて、自己治癒力が強化されるんだ。

   ちゃんと風邪を引いて、正しく治せば、
   身体はさらに強くなるのだよ。

   さらに、もともと悪くなっていた病気が治ってしまうこともある。

   ただし、
   解熱剤や風邪薬などの自然治癒力を妨害するものを
   絶対に飲まないことが前提だよ。
   あのような薬は、身体の免疫を混乱させて、風邪をこじらせるだけだ。」

孫 「うん、わかった。
   風邪を引いたら、ちゃんと寝て治すよ。」

http://shindenforest.blog.jp/archives/82459597.html

           <感謝合掌 令和2年7月9日 頓首再拝>
41:伝統 :

2020/07/11 (Sat) 12:18:01


     *Web:スラージュ内科クリニック(2020年7月10日)より

最近ニュースで良く中和抗体という単語を耳にします。
中和抗体とは何でしょうか?


それを説明する前に抗体についておさらいが必要になります。

ウイルスや細菌などに感染をした場合、
またはワクチンなどを接種した場合に抗体が産生されます。

ここで重要なポイントが一つあります。

産生される抗体は一種類ではない。

ということです。

感染抗原のあらゆる箇所に人間の免疫機能は認識するので
その認識部位ごとに反応する抗体を産生するのです。

その中で抗原を失活させる、
つまり病原性を抑える作用のある抗体を中和抗体と言います。


ですから今盛んに抗体検査を確立しようとしていますが、
これらの検査で調べることのできる抗体は中和抗体かどうか
今のところ明確ではないという事実があります。

ワクチン開発においてもそれが有効な中和抗体かどうかがキーポイントになるため
安全性検証と合わせて開発に時間がかかっているということです。


朗報としては新型コロナウイルスに感染した94%の人が
中和抗体を持っていたと中国から報告がありました。
ただこれがどれだけ長く維持されるかは不明とされています。

そもそもコロナウイルスは一般の風邪ウイルスの一つで
何度も風邪を引いたことがあれば同じ旧型コロナウイルスに
何度も感染していた可能性があります。

ということは一度できた中和抗体が弱まったため
同じ旧型コロナウイルスに複数回感染した可能性があるということになります。

そのため今回の新型コロナウイルスに対する中和抗体も
長続きせず何度も感染する可能性はあると思います。


でも安心してください!

一度中和抗体ができれば免疫には記憶という素晴らしい機能があるため、
たとえ中和抗体が減少しても次回同じ抗原が入ってくれば
必ず反応は初回より迅速になると考えられます。

ですから2回目は重症化しにくくなると考えられます。
ワクチンが開発されたら毎年打てばいいですしね。

一度会ったその日から恋の花咲くこともある。見知らぬ貴方と見知らぬ貴女!

三枝さんときよしさんの絶妙な掛け合いが思い出されます。

今は見知らぬあなたでも、軽い感染かワクチンという「パンチDE」出会いたいですね。

   (http://soulage-cl.jp/blog/ → 院長ブログをクリック
    → 2020年7月10日をクリック)

           <感謝合掌 令和2年7月11日 頓首再拝>
42:伝統 :

2020/07/13 (Mon) 23:18:19

終息には“集団免疫”しかない! 
免疫学の世界的権威が語る「抗体保有者を増やしていく戦略」――文藝春秋特選記事

       *Web:文春オンライン(2020.06.27)より抜粋

(1)順天堂大学医学部免疫学特任教授の奥村康氏(医学博士)。

   奥村氏が考える終息への道筋とは、「集団免疫の獲得」によるものだ。
   人口のうちの一定割合の人が一度このウイルスに感染して免疫を持つことで、
   感染拡大が封じ込められていく――という見方だ。

(2)感染しておくほうが「有利」

  ①人間の免疫は、水際を警備する「自然免疫」と、
   それで太刀打ちできないときに出撃していく「獲得免疫」に二分できる。
   自然免疫は加齢などで衰退していくが、獲得免疫は簡単には衰えない。

  ②「免疫は小さな敵にはとりわけ強い。ウイルスなどはサイズが小さいので、
    免疫にとっては取るに足らない相手なのです」

   新型コロナも、ウイルスの中では多少厄介な程度の存在に過ぎない、と奥村氏。

   初戦さえ凌げれば、次からは感染しないか、感染しても大敗を喫することはない。
   だからこそ、一度このウイルスに感染しておくほうが有利、ということになるのだ。

(3)新型コロナウイルスには“L型とS型”の2種類がある

  ①「極論を言えば、自粛などしないで普通に生活を送ればいい。
    そうすることで多くの人が感染し、免疫を持つまでの期間を短縮できる。

    もちろん本当にそんなことをすれば犠牲者が急激に多くなってしまうので
    現実的ではないが、なるべく犠牲者を少なくしながら感染経験者を増やしていく
    戦略を、真剣に考える必要がある」

  ②「新型コロナウイルスにはアミノ酸の構造の違いからL型とS型の2種類がある
    ことがわかっている。L型は感染した時の悪性度が高く、S型はそれほどでもない。
    イタリアやスペイン、アメリカなど被害の大きな国で流行っているのはL型で、
    日本で見られるのは主としてS型。

    S型に感染して得られる免疫はL型にも通用する。
    同じ感染するならS型のほうが安全性は高く、有利です」

(4)ウイルスと共存しながら免疫を強化する

   人間が誕生するより遥か昔から、ウイルスは地球上に存在した。

   「あとから出てきた人間が、大先輩のウイルスを完全に排除することなど不可能だ。
    ウイルスと共存し、利用することで免疫を強化し、健康維持に役立てていくべき」

   と、奥村氏は提唱する。

 (https://news.yahoo.co.jp/articles/02f969f4a73fbae0cbfec91c692c35fbd9396b9b

           <感謝合掌 令和2年7月13日 頓首再拝>
43:伝統 :

2020/07/14 (Tue) 22:46:15


       *Web:共同通信 (2020年7月14日)より

厚生労働省は14日、6月に宮城、東京、大阪の3都府県で実施した
新型コロナウイルスの疫学調査で、参加者から検出された抗体に、
感染を防ぐ能力があることを確認したと明らかにした。

 
国立感染症研究所の分析で、アボットとロシュという二つのメーカーの検査手法で
いずれも「抗体がある」と判定された場合に感染を防ぐ能力があることが分かった。

どちらか片方だけが陽性では、こうした能力は確認できなかった。
今後、抗体がどれだけ体内で残り続けるのかを調べていく。

抗体検査は、感染から一定期間たった後に体内にできる抗体を、少量の血液から検出する。


https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020071401001869/

           <感謝合掌 令和2年7月14日 頓首再拝>
44:伝統 :

2020/07/18 (Sat) 19:14:42


         *Web:宇宙の兄弟たちへ(2020年7月18日)より

新型コロナウイルスについて私たちにとって厳しい研究結果が出ています。


いろんな奇妙な特性をもったウイルスなのですが、
そのなかでこのウイルスに罹って抗体が出来ても、
2、3ヶ月で急速に減少していく事がわかりました。

つまり一度感染して、抗体が出来たとしても、
すぐに抗体は無くなっていき、またしばらくすると
再感染してしまう事を意味します。


抗体というのは、人間の身体の免疫機能で、
一度かかったウイルスに対する抗体が出来る事で、
次にウイルスが侵入してきても罹らなくなるのです。

今回のウイルスのように、抗体が短期間で失われるとするとどうなるかというと、
人はこのウイルスに対して集団免疫を獲得することも出来ませんし、
ワクチンも効かない可能性があるという事です。

この抗体が短期間で失われるという事は、
以前より中国の研究で言われていたことではありますが、
まだ本当かどうかわからない所もありました。

ですが幾つかの機関で同様な結果が出てきて、
短期間で抗体が失われるのは残念ながら事実であるようです。

中国・重慶医科大学などの研究チームによると、
今年4月上旬までに重慶で新型コロナに感染して症状が出た患者37人と、
症状が出なかった患者37人について、抗体の量の変化などを調査。

それによると、感染後しばらくして作られる「IgG抗体」が80%以上の人で検出されたが、
退院から2か月後には、抗体が検出された人のうち、症状があった人の96.8%、
無症状の人の93.3%で抗体が減少したことが判明しました。

減少割合は、半数の人で70%を超えたという報告です。


また、英紙ガーディアン(The Guardian)7月12日の報道によると、
キングス・カレッジ・ロンドン(King’s College London)の研究者たちは、
90人以上のウイルス症例者と医療従事者の免疫反応を分析し、
ウイルスを消滅させられる抗体の水準は症状が出てから約3週間後にピークを迎え、
その後急速に低下することを明らかにしました。

血液検査の結果では、60パーセントの人はウイルスと戦っている最中に
「有効的な」抗体反応を示したが、3ヶ月後には17パーセントのみ同じ効力を維持していた。

その他の人たちは、3か月で抗体水準が23倍にも低下し、
一部の患者では、抗体水準が検出できないほど低くなったという。

こうした結果が出されており、一度感染しても、
しばらくすると抗体は失われていく事が分かりました。


私たちはウイルスに罹らないようワクチンを打ちますが、
抗体が維持される期間はそれぞれに違いがあります。

例えば麻疹ウイルスや水痘ウイルスなどは
一度感染するとその後は二度と感染しないと言われ、終生免疫と呼ばれています。


もしもこの抗体がすぐに失われるとすると、ワクチンを打ったとしても、
またすぐ抗体が無くなってしまう事を意味します。

わずか二、三か月で抗体が急減するとなると、
ワクチンの有効性に疑問が出てきます。

例え有効なワクチンが出来たとしても、それを打ってもすぐに抗体は減少し、
新型コロナに罹る可能性があるわけです。

以前に、この新型コロナウイルスについて、一度罹って回復したとしても、
またすぐ症状が繰り返す再燃という現象が起きる事を述べました。

一度回復したとして、検査でも陰性になった方が、
退院されてその後にまた症状が現れ、再び陽性になるという事例があります。

これなども、抗体がすぐに減少していき、
体内に残っていたウイルスが再び増殖し活性化していったのかもしれません。

抗体がすぐに減少していくとなると、わずかでも体内に残っていたら、
それがまた抗体の減少にともなって増殖をしてくる可能背があります。

再燃がおこる現象の理由は、そうした所にあるのかも知れません。


ですので、今回の新型コロナウイルスにはワクチンが効かない可能性が高いのです。

もちろん、抗体が減少したとしても、再びウイルスが侵入してきた時に、
抗体をすぐに作れるという力がつくのかも知れません。

希望的な可能性としては、
そうしたメリットもあり得るかも知れませんが、難しいところです。

新型コロナウイルスでは
サイトカインストームといって免疫系が暴走する現象が起こる事が知られています。

これはひょっとしたら再感染した時には、
このサイトカインストームが強く起こる可能性がありえます。

一度かかって回復したと思ったら、またウイルスが侵入してきて、
それに免疫の過剰反応が起こり、サイトカインストームが起こって
重篤な症状になる可能性があるでしょう。


そのように再感染の時にはかえって悪くなる可能性もありえるのです。

どちらも可能性の段階ですが、
安易にワクチンが開発されたら無くなるものだとは考えずらいものがあります。

ワクチン自体も、新型コロナウイルスは次々に変異を繰り返していますので、
いま開発中の物は、大量生産出来て人々に打つことが出来るようになった段階では、
すでに効かなくなっている可能性があります。


インフルエンザワクチンでも、たとえ打ったとしても罹ってしまう事があるように、
この新型コロナについても、ワクチンが出来て打てるようになったとしても、
感染の予防にはならないかも知れません。


ですので、容易にパンデミックが終るとは思わない方がよいでしょう。

来年のオリンピック開催などありえませんし、ニ、三年で終わるかどうかも疑問です。

そしてスウェーデンでは集団免疫を獲得する作戦を取っていますが、
こちらもダメな可能性が高まったというとこです。

集団免疫というのは、多くの人がこのウイルスに罹患し、免疫力を獲得する事で、
ウイルスの流行を止めようとするものです。

そのためには人工の4割から6割がかかる必要があるとされています。

ですが、ウイルスへの抗体が短期間で減少してしまうのなら、
集団免疫も獲得は出来ないことになります。

たとえ罹って回復したとしても、
またニ三か月すれば同じウイルスに罹患してしまう可能性が高いからです。


このように、今回の新型コロナウイルスは、ワクチンも効かないし、
集団免疫も出来ない可能性が高い事が分かりました。

以前から当ブログでも、このウイルスは短期間では終わらないと言っていたことが、
現実として分かりつつあると言えます。

すぐに終わると思って楽観視していては大変なことになるでしょう。

長期戦になると覚悟しておかないといけません。

  (https://www.spacebrothers.jp/2020/07/blog-post_18.html )

           <感謝合掌 令和2年7月18日 頓首再拝>
45:伝統 :

2020/07/19 (Sun) 19:25:56


         *Web:太陽の国 日本(2020年7月18日)より

以前から言われていたことではありますが、
今回の新型コロナウイルス・武漢肺炎には感染して抗体が出来ても、
2~3ヶ月の短期間で急激に減少してしまうという厳しい研究結果が出てきていま。


中国やドイツ、イギリスなどの研究結果では、武漢肺炎に罹って抗体が出来たとしても、
わずかの期間に減少していく事が観察されています。


これはどのような意味を持つかというと、一度感染しても、
またしばらくしたら再度感染してしまう危険性が高い事、
ワクチンが効かない可能性が高まったことと、
集団免疫の獲得が出来ないことを意味します。

いま世界中で一生懸命にワクチンの開発が異例のスピードで進められていますが、
開発されて投与したとしても、すぐに抗体が失われ、結局感染してしまう可能性がある
ということです。

ワクチンを打ったら一生免疫がつくようなウイルスもありますが、
なかには抗体がすぐに失われてしまうものもあります。

残念な報告ですが、今回のウイルスは急速に減少するもののようです。

そもそもワクチンが開発されたとしても、変異の早い今回のウイルスには、
生産体制が整った時には、すでに変異が大きくて十分に効くか疑問のあるものでした。

それがさらに短期間に抗体が減少するとなると、
抑えるのはそうとう難しいと言わざるをえません。

複数の種類のワクチンを開発していって、
混合で複数回打つなどで効果が出てくるかも知れませんが、
副作用が心配なのと、生産体制の問題等でそうとう難しいものとなるでしょう。

またスウェーデンは集団免疫を獲得する作戦に出ていますが、
これも無理だという事を意味しています。

多くの方が感染したとしても、免疫が短期間で失われることを意味しますので、
集団免疫は効かないのです。


このような制御が難しいウイルスに、私たちはどう対処していけばよいでしょうか。

すでにある季節性のインフルエンザや、風邪のように、
それらの流行を受け入れて生活していくしかないです。

毎年のようにインフルエンザや風邪が流行って、多くの方が罹ってしまいますが、
それと同じように、武漢肺炎も毎年の流行のように、今年も流行っていますなどと言って
生活の中に入っていき共存するしか今のところないでしょう。

もちろんワクチンや治療薬の開発を今後も続けていくべきだと思いますが、
それによって完全に抑えられるとは考えられないということです。


今までのように、ずっと巣に籠って流行が過ぎるのを待っている事は、
人間には出来ません。

人間は必ず働かなくては生きていけませんので、外に出て働かなければなりません。

今回のウイルスは飲食をともなう場所や、
飛沫が飛ぶ場所で感染が広がる事が分かっていますので、
そうした所で注意して感染を防ぐようにし、
あとは日常に戻らなけらばならないでしょう。


このままずっと規制が続けば、経済恐慌は避けられず、恐ろしい事態になっていきます。

また私たちも、パンデミックは長期化していき、
いずれは日常の中に今回のウイルスも共に生きなくてはならない時代を
過ごしていくと受け入れる覚悟がいります。

ずっと国を閉鎖して、外国人を止め、
国内でも外出自粛をして部屋に籠ってはいられません。

政府ももう補助金を出す余裕も無くなってくるはずです。

インフルエンザにかかるリスクを承知の上で人にあって生活するように、
今回のウイルスも感染の可能性を受け入れて生活しなければならなくなるでしょう。

  (https://www.nation-of-the-sun.com/2020/07/blog-post_18.html )

           <感謝合掌 令和2年7月19日 頓首再拝>
46:伝統 :

2020/07/20 (Mon) 21:08:45


       *Web:川島和正オフィシャルブログ(2020-07-20 )より

集団免疫作戦は失敗だと言われていたスウェーデンですが

7月17日についに死亡数がゼロになりました。


感染者数は6月下旬まで右肩上がりで増え続けていましたが
死亡数は4月中旬から右肩下がりで減り続け
7月中旬についにゼロになったのです。


スウェーデンの人口は1023万人で死亡者数は5619人ですので
死亡率は他国と比べてかなり高くなっています。


7月13日時点での
人口100万人あたりの死亡数は547人で
日本の7人、オーストラリアの4人等に比べるとかなり高いです。

大被害をもたらした、イギリスの648人、イタリアの575人、アメリカの388人と
ほとんど同じ数字となっています。

そのため、この死亡率だけ切り取ってみた人からは
集団免疫作戦は失敗と言われています。


しかしながら、実際のところ、現在のスウェーデンにおいて
新型コロナウイルスは恐れる必要がない状態になっています。

感染者数も死亡数もぐっと減ってきて
もはや増える気配がなく。まさにインフルエンザ以下状態です。


実は、スウェーデンだけではなく、イギリスとイタリアも同じ傾向で
人口100万人あたり500人くらい死ぬと実質的な集団免疫状態になるようです。


最近では、抗体検査で陽性とでなくても
新型コロナウイルスに対する免疫が出来ているケースが
あることがわかっており
この3か国はそのような人だらけになっているのです。


というわけで、スウェーデンの集団免疫作戦は
犠牲は伴ったものの最終的に成功と評価される時代が来そうです。


新型コロナウイルスは感染力が強すぎて、結局封じ込めできない国ばかりですので
規制しながらだらだら感染を広げる国より、さっさと感染を広げて終わらせた国の方が
経済的ダメージが少なく正解と言われるようになるかもしれないですね。

           <感謝合掌 令和2年7月20日 頓首再拝>
47:伝統 :

2020/07/21 (Tue) 19:15:16


       *Web:読売新聞( 2020/07/21)より

新型コロナウイルスのワクチン開発を進める英製薬大手アストラゼネカは20日、
英オックスフォード大と進める臨床試験で効果が得られたとの中間結果を発表した。

ワクチン候補投与から1か月後に治験者の95%で抗体が4倍増となったという。
中間結果は英医学誌ランセットに掲載された。

発表は、第1、第2段階を組み合わせた臨床試験に関するもので、
試験は18~55歳の1077人を対象に行われた。

アストラゼネカとオックスフォード大は世界のワクチン開発競争で先頭集団におり、
世界保健機関(WHO)によると、最終の第3段階を実施中だ。

  (https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200721-OYT1T50060/ )

           <感謝合掌 令和2年7月21日 頓首再拝>
48:伝統 :

2020/08/06 (Thu) 13:43:38


         *Web:ひかたま(光の魂たち)(2020年08月04日)より

新型コロナと幼児について


まず、子供は感染しても、ほとんどの場合、無症状です。

大人と比べて新型コロナウイルス感染者の報告数が、子供はとても少ないのは、
子供が新型コロナに感染しにくいという理由ではなく、ほとんどの子供は感染しても
無症状か軽い風邪程度の症状で終息してしまう軽いウイルスであるためでしょう。

普通の風邪でさえ、
子供はかなりの高熱を出したり、鼻水がでたりと風邪の症状が出るのに
新型コロナではそれすらもありません。

そして、今までの報告例からすると
子供は、、新型コロナを他人には感染させにくいようです。

米国の小児科医たちからの報告では
小児が他の人に新型コロナを感染させることはとても少ないようです。
(COVID-19 Transmission and Children: The Child Is Not to Blame)
Pediatrics誌

韓国からの報告でも
9歳以下の子供から家族へ感染する例はとても少ないことがわかっています。
(Contact Tracing during Coronavirus Disease Outbreak, South Korea, 2020)
EID誌



中国からの報告では、
新型コロナに感染した子供10人を調査した結果、
子供同士から感染したと推定されるのは1名のみで、あとの9人は大人から感染しています。
(A Case Series of Children With 2019 Novel Coronavirus Infection: Clinical
 and Epidemiological Features)
Clinical I fectious Diseases誌

スウェーデンからの家族内クラスターの報告でも同様に、
子供から大人への感染はほとんど無かったという調査結果となっています。
(COVID-19 in Children and the Dynamics of Infection in Families)
Pediatrics誌


フランスからの報告では、
新型コロナに感染した9歳の子供が接触した3つ学校と
スキー教室の濃厚接触者たちを調査した結果、
一人の新型コロナ感染は見つかりませんでした。
(Cluster of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) in the French Alps, February 2020 )
Clinical I fectious Diseases誌



新型コロナに感染した5歳未満の子供は、
新型コロナウイルスの量が大人よりも多いという研究報告もありますが、
本人はほぼ無症状であり、さらに、大人には感染しにくいようです。

とすると
大人と違い
子供たちにマスクを強要することが本当に正しいことなのか。

マスクは、子供にとって
とても大切な呼吸力を奪います。

それが何を意味するのか
現代医学では無視されていること。


そして、もしも
新型コロナウイルスのワクチンを幼児に接種することを考えているご両親は
本当に必要なのか、しっかりと情報を集めてから、
慎重に判断していただきたいと思います。

マスク着用やソーシャルディスタンスを正当化するために
数字のトリックで脅してばかりのテレビも
もっと現実を見て、どんどん下がっていく重症化率、死亡率を取り上げるべき。

というか、もうニュースいしなくてもいいのでは。

何も知らない多くの人たちを脅して恐怖を煽ることに
何らメリットを感じません。

   (http://shindenforest.blog.jp/archives/82660151.html

           <感謝合掌 令和2年8月6日 頓首再拝>
49:伝統 :

2020/08/06 (Thu) 22:12:26


         *Web:宇宙の兄弟たちへ(2020年8月6日)より

新型コロナウイルスの世界的な流行をもとに、
世界ではワクチン開発が進んでいます。


ワクチン開発は人類の希望の星のように思われていますが、
実はそこには闇も存在しています。

昨日は政治ブログでも述べましたが、
実は新型コロナウイルスにはもとから有効な薬があって、
抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンが予防に有効だとされています。

そのため中国共産党の幹部らはこの薬を服用していると言われており、
トランプ大統領も服用を公言しています。

しかし、この薬は効果が認められないとして服用を止められたり、
健康上の懸念からといって治験も中止されています。

そのように一般には否定されている薬ですが、
実はいろんな利権が絡んでおり、
この安価な薬の効果は否定されていると言われています。

ヒドロキシクロロキンは安い薬ですので、
それを大量に販売しても利益はあまり出ません。

ですが、ワクチンを開発して販売すれば、
世界中に大量に高価なワクチンが売れて膨大な利益を
製薬会社は手に入れられるわけです。


ここでワクチンについて説明したいと思います。

ワクチンにはおもに「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があります。

生ワクチンというのは、生きた病原体を投与するのですが、
病原体のウイルスや細菌が持っている病原性を弱めたものです。

弱毒性の病原体を体内に入れる事で、身体に抗体が出来て免疫力がつきます。

代表的なワクチンとしては、MR(麻しん風しん混合)、麻しん(はしか)、
風しん、水痘(みずほうそう)、BCG(結核)、おたふくかぜなどの
ワクチンがあります。


不活化ワクチンは、病原性をまったく無くした細菌やウイルスを使います。

生ワクチンに比べて免疫力がつきにくいので、何回かに分けて接種します。

代表的なワクチンとしては、
DPT-IPV四種混合(D:ジフテリア・P:百日せき・T:破傷風・IPV:不活化ポリオ)、
DT二種混合(D:ジフテリア・T:破傷風)、
日本脳炎、インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、肺炎球菌、
不活化ポリオなどのワクチンがあります。


不活性化ワクチンには他にもトキソイドと言って、
細菌の産生する毒素(トキシン)を取り出し、
免疫を作る能力は持っているが毒性は無いようにしたものがあります。


基本的にワクチンは人間の身体に抗体を作らせ、
免疫力を獲得させる目的のものとなります。

ワクチンは優れた効果を発揮し、病気を罹らなくするモノもありますが、
なかには疑問に思うものも存在します。

おもに二つの問題があって、打っても効果が無いと思われるもの
、副作用の発生する可能性のある問題です。

インフルエンザワクチンなどは毎年の接種が呼びかけられていますが、
実際に接種しても、インフルエンザに罹ってしまう事が後を絶ちません。

世界中にワクチンを提供している製薬会社は儲かるでしょうが、
効果は甚だ疑問と言わざるをえません。

それ以外にもMMRワクチンを接種して副作用が発生したとする訴えもありますし、
子宮頸がんワクチンも同じように副作用で被害を受けている人も出ています。

ワクチンを接種して病気を防げた人もいるのでしょうが、
副作用で苦しむ人も出てきてしまいます。

このように長い時間かけて検証して安全性が認められ、
一般に出てきたワクチンであっても、
深刻な副作用を発生させることがあるのです。

今回の新型コロナウイルスのワクチンについては、
時間を優先するために、検証をかなり省いている所があります。

そうすると、このワクチンが開発されて、世界中の人が接種すると、
後になって深刻な副作用が発生してくる事も十分に考えられます。

ワクチンを打つことで副作用に苦しむ場合も考えられるわけです。


さらに以前にも言いましたように、この新型コロナウイルスは、
短期間で抗体が失われると言われています。

2~3ヶ月もすればほとんどの方で抗体は失われるという報告があります。

これが事実である場合には、ワクチンを打ったとしても、
二か月くらいすれば感染してしまう可能性があります。

これでは意味が無いでしょう。

予防効果を出すためには、毎月のように打たなければなりませんが、
それは現実的ではありません。

ですので、ワクチンが開発されたとしても、
接種しても予防効果は短期間であり、しかも検証がしっかりなされていないため、
深刻な副作用が多発する可能性もあります。

このような危険なワクチンを打とうとするのは問題があります。

報道によれば日本政府はすでにアメリカの製薬会社から開発がされたら
6000万人分のワクチンを購入することで合意したとありました。

まだ出来てもいないワクチンを、しかも安全性も分からないものを
6000万人分も仕入れる事で合意するとは、おかしな話です。

ワクチンには巨額のお金が動くはずですので、
ここにも利権の闇が潜んでいるように感じられてなりません。

このような古い地球の利権の闇は、
暴かれていって光の下にさらし、消えていくようにしなければなりません。

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           <感謝合掌 令和2年8月6日 頓首再拝>
50:伝統 :

2020/08/18 (Tue) 22:04:17

新型コロナ、首都圏ほぼ全員“既感染”!? 
日本の死者が欧米より少ない要因の一つに「集団免疫説」 
専門家の新抗体検査で明らかに

       *Web:夕刊フジ( 2020年8月17日)より

日本の新型コロナウイルス感染による死者や重症者が
欧米に比べて少ない要因の一つとして浮上する「集団免疫説」。

その解明に光明か。

東京理科大学の村上康文教授らは、
新開発の検査システムを用いた首都圏での抗体検査で、
従来の結果を大きく上回る数値が出たと明らかにした。

注目すべきは、陽性が出なかった例を含む検体のほとんどで、
すでに何らかのコロナウイルスに感染している「既感染」を示す反応があったことだ。

免疫を獲得している可能性があるというのだ。



 抗体定量検査システムは、村上氏が設立したベンチャー企業が、
 民間企業の協力を得て開発した。

 13日に東京都内で記者会見を開いた村上氏らによると、
 5~8月に東京など首都圏からボランティアで集めた
 10~80代から362検体を採取した。

 今回の検査では複数の抗原を用いるなどして精度を高めたところ、
 約1・9%で陽性の結果が出たという。

 厚生労働省が実施した抗体検査では、東京の抗体保有率は0・10%で、
 これに比べるとはるかに高い水準だ。

 東京の人口比でみると、公表された累計感染者数(13日時点で1万6680人)より
 大幅に多い約26・6万人が、すでに新型コロナに感染していると推測できる。

 だが、一般に「集団免疫」が成立するには
 少なくとも60~70%の抗体保有が必要とされる。

 2%弱程度では圧倒的に少ないようにも思えるが、
 村上氏は陽性の水準に届かなかったものも含めて、
 ほぼ全ての検体で抗体の反応があったと明かす。

 免疫グロブリン(Ig)と呼ばれる抗体には複数の種類があり、
 抗体検査の際、初感染では「IgM抗体」のシグナルが最初に上がり、
 遅れて「IgG抗体」が上がるとされるが、

 今回の検査では「ほぼ例外なく、IgMとIgGが同時に上がった」と村上氏。

 村上氏は、両者のシグナルが同時に上がった場合、
 「既感染(過去のコロナウイルス感染)」を意味すると説明。

 それが新型コロナウイルスによるものか、
 過去のコロナウイルスによる「交差反応」かなど、
 原因の解明については今後の課題としている。

 会見では、順天堂大学の奥村康(こう)特任教授(免疫学)もビデオメッセージで、
 今回の検査結果について、「微量の抗体でもポジティブに考えていいと思う」
 とコメントした。

 奥村氏は、免疫には、体内にある「自然免疫」と、
 ウイルスなど外敵と戦うことで構築される「獲得免疫」の2つがある
 としたうえで、獲得免疫を軍隊に例え、
 「集団免疫は軍隊の総力、抗体はミサイルにあたる。
 ただ、ミサイルはなくとも軍は訓練されている場合、測る指標はない。
 抗体が引っかからなくとも免疫はある」と強調した。



 前出の村上氏は今回の検査結果を踏まえたうえで、
 今後のとるべきコロナ対策についてこう提言する。

 「高齢者の場合、いったん重症化したら1カ月の入院になるので、病院が埋まってしまう。
 高齢者をどうしたら守れるかということに重点を置いて方策をやるべきだろうと考える」

 一方、会見に同席した九州大学の藤野武彦名誉教授(健康科学)は、
 「自然免疫」の観点から、ストレス不安と自然免疫の低下を媒介する
 「脳疲労」の概念を解説した。

 「ストレス不安があると自然免疫は低下し、ウイルスに感染しやすくなる。
 コロナ不安や経済危機自体が免疫を劣化させるので、
 臨機応変にコロナに対応しなければならない」と警鐘を鳴らした。


 【主な新型コロナウイルスの検査方法】

 「抗体検査」は、新型コロナウイルス感染から一定期間たった後に
 体内にできる抗体を、少量の血液から検出する。

 症状が出ない場合や病院に行かないまま回復した例を含めて、
 過去にどのくらいの人が感染したのかを把握するのに役立つとされる。

 現在国内で主に使われているのは「PCR法」。
 鼻の奥を綿棒でこすって採取した粘液などに含まれている
 ウイルスに特有の遺伝子配列を、専用装置で増やして検出する。

 確認されれば陽性となる。

 このほか、インフルエンザの迅速診断で使われているような、
 ウイルス特有のタンパク質にくっつく物質を使って患者の検体から
 ウイルスを見つける「抗原検査」がある。


https://news.infoseek.co.jp/topics/00fujidom2008140008/

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