伝統板・第二
青年を祝福する⑩ - 伝統
2025/04/06 (Sun) 10:44:59
青年を祝福する
*『第二青年の書』第一章 より
青年よ、あなたは既に完全である、何処にも欠点はないのである。
あなたは素晴らしいのである。
なぜならあなたは神の子であり、
神の最高実現としてこの世に出現した者であるからである。
「神の子」というのは、
決してあなたの現在の有様が完全無欠だということではない。
あなたが現在どのような相(すがた)であろうとも、
それが、たとい、どんなに不完全な相であろうとも、そ
んな事は仮の相に過ぎないのである。
そんなことに捉われるな。
仮の相はウソの相であり、ウソの相は本当の相ではない、
本当の相でないものはニセモノで、
そんなものはあるがように見えても無いのであるから、
そんなものに捉われてはならないのである。
そんなものに引っかかるな。
あなたの本当のすがたは、即ち實相は、霊なのだ。
霊的實在なのである。
神の子であるということは、
神は「霊」であるから、あなたも霊であるということである。
あなたは物質ではなく、肉体ではなく霊なのである。
まずこの事を知らねばならない。
あなたは「霊」であって肉体や、物質ではないということがわかると、
「霊」は物質の如くには分割し得ないものであるから、
あなたは肉体は個々別々に存在する「個人」であるが如くに見えても、
それは仮の相(すがた)であって、
あなたは本当は普遍的な存在であるのである。
「霊」は空間的には普遍的な存在であると同時に、
時間的には永遠の存在なのである。
決してあなたは、空間的にも時間的にも断片的な存在ではないのである。
この事をあなたは先ず自覚しなければならない。
永遠者として生活せよ。
永遠の理想をあなたは失ってはならないのである。
現代ほど
「永遠」というような悠久にして雄大な直感の失われている時代は
少ないのである。
外見の「敗戦」という仮の相にとらわれて、国の理想を見失って、
ただ断片的に感覚の世界を追って刹那刹那を生きている人の
いかに多いことであろうか。
諸君は、そんな矮小な人間になってはならないのである。
https://bbs6.sekkaku.net/bbs/kaelou/&mode=res&log=1928&submitlog=1928
・・・
<関連Web>
(1)光明掲示板・第三《青年を祝福する》
→ http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=540
(2)光明掲示板・伝統・第一「《青年を祝福する》」
→ http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=27
(3)伝統板・第二「青年を祝福する①」
→ http://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=6455741
(4)伝統板・第二「青年を祝福する②」
→ http://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=6810734
(5)伝統板・第二「青年を祝福する③」
→ http://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=7705615
(6)伝統板・第二「青年を祝福する④」
→ http://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=7933636
(7)伝統板・第二「青年を祝福する⑤」
→ http://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=8198940
(8)伝統板・第二「青年を祝福する⑥」
→ https://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=8262237
(9)伝統板・第二「青年を祝福する⑦」
→ https://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=8313503
(10)伝統板・第二「青年を祝福する⑧」
→ https://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=8348820
(11)伝統板・第二「青年を祝福する⑨」
→ https://dentou.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=8376033
<感謝合掌 令和7年4月6日 頓首再拝>
2025年度 新社会人のタイプ - 伝統
2025/04/07 (Mon) 08:58:50
*Web:新入社員情報局(2025.03.26 発表)より
「変化を呼び込む! 新紙幣タイプ」
2024年7月に20年ぶりに発行された新紙幣には、
偽造防止技術やユニバーサルデザインなど最新技術が盛り込まれている。
これは、多様性を受け入れ、最新のITリテラシーを身につけている
今年の新入社員のようだ。
一方で、新紙幣の導入にあたっては設備や投資が必要となるように、
新入社員を受け入れる側は
コミュニケーションや育成の方法を変えていくことが求められる。
彼らの存在によって、企業や組織に変化が呼び込まれる可能性は高い。
https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=896
・・・
<参照>
入社年度別新入社員タイプ一覧まとめ 発表分を全て。1973年〜2024年。
https://www.hinapishi.com/entry/2015/03/26/155622
<感謝合掌 令和7年4月7日 頓首再拝>
2025年度入社式、社長訓示~その1 - 伝統
2025/04/08 (Tue) 09:30:38
牧野フライス製作所/ 2025 年度 入社式 社長訓示
Web:ことラボSTI( 2025 年 04 月 02 日)
https://kotolabosti.co.jp/report/topics/7221/
(以下は抜粋です)
(1)お客様の声に一つひとつ丁寧に向き合い、
信頼を築くことこそが、長く愛される企業への道。
(2)厳しさを感じたときこそ、
どうかほんの一歩だけでも踏み出してみてください。
その小さな積み重ねが、お客様からの信頼を生み、
そしてきっと、今後皆さんが仕事を進めていくうえで
大きな助けとなってくれることでしょう。
(3)今、自分が手を付けている仕事の先に誰がいるのか、
想像を働かせられるような人であって欲しい。
(4)ご自身に託された仕事に、そしてその先にいる
お客様と真摯に向き合うことに専念していただきたい。
・・・
<参照として>
ニデック、牧野にTOB強行 同意なき買収、見えぬ決着
時事通信(2025.4.4)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f01a33715fc8a5bc5851981bd00241145829a63
<感謝合掌 令和7年4月8日 頓首再拝>
入社式、社長訓示~その2 - 伝統
2025/04/09 (Wed) 10:00:35
トヨタ/ 2025 年度 入社式 社長訓示
Web:トヨタイムズ( 2025 年 04 月 02 日)
https://toyotatimes.jp/toyota_news/1058.html
(以下は抜粋です)
(1)トヨタグループのビジョン
「次の道を発明しよう」。
この「発明」という言葉に込められた創業の原点への想い。
そして「次の道」という言葉に込められた未来への想い。
日々の仕事の中で、一緒にその意味を考えていきましょう。
(2)大切にしてほしいことが3つあります。
①「クルマを好きになる」ということです。
②「クルマづくりの楽しさを見つける」ということです。
③「一生懸命、努力する」ということです。
「百折不撓(ひゃくせつふとう)」(豊田佐吉)
「99の失敗の先に、ひとつの成功がある」
「信念をもって挑戦し続けなさい」。
実践の経験こそが自分を高め、
困難に直面した時にも自分を助けてくれます。
「仕事の基本」を徹底的に覚え、型を身につけて
そして挑戦、「型破り」です。
(3)一番大切なこと
変革を進めるためには「プロフェッショナリティ」を
活かして「夢」に向かって行動する仲間の力が必要です。
「一人で見る夢はただの夢。
しかし、みんなで見る夢は現実になる」(オノ・ヨーコ)
<感謝合掌 令和7年4月9日 頓首再拝>
入社式、社長訓示~その3 - 伝統
2025/04/10 (Thu) 09:38:57
三井住友銀行 2025 年度 入社式 頭取訓辞
Web:NEWS RELEASE( 2025 年 04 月 01 日)
https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20250401_03.pdf
(以下は抜粋です)
(1)「Integrity」と「Customer First」の精神を貫いてほしい。
学生時代と異なり、正解のない中でも意思決定を行い、
前に進んでいかなければなりません。
その中で何を拠り所にすれば良いのか。
判断に悩んだ際、私が立ち返るのは、「Five Values」です。
是非皆さんには、正々堂々、誠実に行動し、
お客さまや社会のお役に立つという軸を確りと打ち立ててほしい。
(2)失敗を恐れず、何にでも果敢にチャレンジすることで、
自身の可能性を広げて欲しい。
自ら変わっていくという気持ちが少しでも欠けると、
たちまち競争力を失ってしまう時代です。
皆さんには失敗を恐れて挑戦しないのではなく、
例え失敗したとしても挑戦することをやめないでいただきたい。
若い時にどれだけ色々なことにぶつかり、そして失敗したかが、
皆さんの成長曲線を高め、プロとしての付加価値を決めていきます。
近視眼的になり過ぎず、志高く、
是非色んなことに挑戦をしてください。
(3)様々なことに興味を持ち、
多様な考えや価値観に共感できる人になってほしい。
銀行の仕事の醍醐味の1つは、組織や人を動かすことで
自分一人では出来ないダイナミックで
スケールの大きなビジネスにかかわれることです。
人を動かす為には、まず相手に興味を持つことや、
異なる考えや意見に対して、開かれた、柔らかな心を持って
接することが必要です。
自分の考えと異なるものであっても、
相手の考えを否定せずに共感できる人になってほしい。
・・・
<参照>
大手銀行 4年ぶり対面での入行式
2023年4月3日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230403/k10014027491000.html
<感謝合掌 令和7年4月10日 頓首再拝>
入社式、社長訓示~その4 - 伝統
2025/04/11 (Fri) 09:44:05
三菱商事 2025 年度 入社式 社長訓辞
Web:NEWS RELEASE( 2025 年 04 月 01 日)
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/news/release/2025/20250401001.html
(以下は抜粋です)
(1)プロフェッショナルを目指して欲しい。
プロを目指す上でぜひ心掛けて欲しいと思っていること。
①「達成志向性」
目標設定⇒粘り強くそしてやり遂げる⇒向上心という
好循環を期待しています。
②「リーダーシップ」
使命感を持って自ら目標を設定し、組織に示し、
達成に向けた道筋を描き、周囲を巻き込む。
場合によっては事業環境の変化に応じて、
目標を見直す謙虚な姿勢も必要だと思います。
③「戦略構想力」
経験から学ぶことで、次の判断を早くする、先回りして物事を考える、
つまり、構想力が培われます。
是非、失敗も含めてどんどん経験をしてください。
経験の積み重ねが皆さんにとってのキャリアの礎(いしずえ)と
なっていきます。
(2)自分事として物事を捉え、自分の意見を持って欲しい。
①AIからの情報に安易に流される事無く、何が真実かを
自らの視点と発想で見抜く力、則ち、真贋を見分ける力を
養って欲しいと思います。
②その力を養う為の近道は、何事も自分事として悩み、考え抜き、
そして「自分の意見」を持つことだと思います。
③貪欲に好奇心をもって目の前の業務にあたり、
現場を目で見て肌で感じ、自分で興味を持ったことは
どんどん深く知っていって欲しいと思います。
こうして身に着けたものは、
自分の「強み」として一生の財産にもなっていきます。
(3)コミュニケーションを尽くして欲しい。
①社内外に多様な人材やステークホルダーがいるので、
「自分のことを理解してもらう」ためには、
「相手のことも良く理解する」ことが重要です。
②これらを繋ぎ合わせるにはコミュニケーションが欠かせません。
とことん対話を通じて分かろうとする、
分かってもらおうとすることが重要です。
そうすることで、周囲から信用や信頼を得ることもできますし、
周囲も必ず皆さんに協力してくれます。
③AIがいくら発達しようとも、決して置き換わることが出来ないもの、
それが信用や信頼といったソフトパワーです。
この人について行きたい、大きなことを一緒に成し遂げたい
と思われるリーダーになること、
取引先やパートナーからこの人なら信頼して一緒にビジネスをやりたい、
と思われるようになることを目指してください。
三菱商事社長「事業や機能、絶えず変化を」 入社式で激励
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC010SF0R00C25A4000000/
<感謝合掌 令和7年4月11日 頓首再拝>
入社式、社長訓示~その5 - 伝統
2025/04/12 (Sat) 08:42:13
ソニーG 2025 年度 入社式 社長訓辞
ソニーG入社イベント、十時新CEO「新たな学びを成長の糧に」
毎日新聞(2025.01)
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e3b614d8f5e269091fa3bae987b12b001ef8e3
(以下は抜粋です)
(1)社会人になり『知らないこと』が増えるが、前向きに捉えて
『知らないこと』にあふれたソニーで、
新たな学びを成長の糧にしてほしい。
(2)自分が知らないことを気付かせてくれるものが多様性。
多様な経験、多様な事業、そして多様な人に接することで、
自分が知らないということを改めて知ることが
私たちの価値の源泉の一つ。
(3)多様性を有機的につなぎ、シナジーを生み出し、
新たな事業機会や価値を創り出す触媒となる役割を果たす人となり、
グループに大きな価値をもたらす役割を担ってほしい
・・・
<参照>
各社で入社式 ソニーグループ、東芝、三菱電機、キヤノン、シャープ、
京セラ、キオクシア、ダイキン工業 各社トップの祝辞
日テレNEWS(2025.01)
https://news.yahoo.co.jp/articles/43b49f14461ed0e66c3db8dc686eb81b565c5f74
<感謝合掌 令和7年4月12日 頓首再拝>
入社時での、松下幸之助のスピーチ - 伝統
2025/04/13 (Sun) 12:13:58
*メルマガ「人間力」(2025.3.27)より
─────────────────
企業を取り巻く環境が激変している中で、
日本企業はどのような経営を目指していけばよいのでしょうか。
松下電器産業(現・パナソニック)で「経営の神様」松下幸之助の薫陶を受け、
現在はその教えを若い世代に伝える活動にも取り組んでいる
中博(なか・ひろし)さんは、
幸之助翁を通じて「日本型経営」の真髄を学び取ったといいます。
─────────────────
〈中〉
京都大学経済学部を卒業した私が、松下電器産業に入社したのは昭和44年。
ゼミの同期のほとんどが学者の道や官僚、大手銀行に就職をしていく中で、
あえてメーカーを選んだのは、幼少期のある体験があったからでした。
それは小学6年生の大晦日のこと。
音楽が大好きで、紅白歌合戦を聴きたがっていた私に、
父が松下電器の「ナショナル」ブランドのラジオを買ってきてくれたのです。
以来、その感動とともに
松下電器のナショナルが私の脳裏に染みつき、
就職先として魅力を感じていたのでした。
入社式のスピーチで、当時会長だった松下幸之助さんに
初めてお目にかかった時のことは、いまでも忘れられません。
世界に冠たる松下電器なのだから、
高度な経営戦略について語るはず、と期待していたのですが、
松下さんは次のように語られたのです。
「君らな、僕の顔をよく見ろよ。
このおっさん、何か面白いな、なんか縁があるな、と思ったら、
松下電器で頑張ってほしい。
しかし、何かぱっとせんな、
こんな会社は嫌やなと思ったら、明日から来なくていい。
……君らは偉くなりたいやろう。
そしたらこの中で誰よりも松下電器が好きになったら、偉くなるよ」
期待していた話が聞けなかった私は正直、
松下さんの言葉がすっと心に入ってきませんでした。
しかも実習で配属されたのは、作業で真っ黒になる乾電池工場。
さらに私一人、当時アメリカ企業と合弁で
開発していたアルカリ電池をつくる、
掘っ立て小屋のような実験工場で実習することとなったのです。
格好いい背広姿の大学の同期のことを思うにつけ、
私は松下電器に入ったことを後悔しました。
しかし、中卒・高卒で入社した年下の上司(ほとんど女性)とともに、
現場の工場でともに汗を流し、呑みに行ったりした体験は、
ものづくりの喜びを知る原点となりました。
そして驚いたのは、誰もが松下電器の社員であることに誇りを持ち、
いつも笑顔で仕事が辛いと言う人が一人もいないことでした。
また、勤務後も侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を交わし、
現場から様々な提案が次々と出てくるのです。
これには本当に感動しました。
実習後は、思いがけず会社全体の経営戦略を練る本社企画室に配属。
幸之助さんのお話には戦略的なことはあまり出てきませんが、
本社企画室では経済の動向から時事問題の分析、
各事業部のコンサルティングといった、
〝超〟がつくほど合理的な仕事に従事しました。
心の部分と合理的な戦略が一体になっているのが、
松下電器の強さだということを実感させられました。
そして、もう1つ松下電器で感心させられたのが、
「任せて、任せず」の人材教育が徹底されていたことです。
そのような社風の中で、事業部ごとに
家電に使う色が違っていたのをすべて統一したり、
音響機器ブランド「テクニクス」の創設に取り組んだりと、
好きなことに思う存分挑戦させていただきました。
さらに30代の若さで、関西経済連合会に出向となり、
後に住友信託副会長となる堀切民喜氏など、
錚々たる方々と仕事をする機会にも恵まれました。
やはり、自分の会社や仕事を好きになって、楽しむことこそが、
成功するための一番の近道であるというのが私の実感です。
幸之助さんがスピーチでおっしゃったことは
間違っていなかったのです。
<感謝合掌 令和7年4月13日 頓首再拝>
大学入学式学長(総長)式辞 - 伝統
2025/04/14 (Mon) 11:19:25
信州大学入学式学長(中村 宗一郎)式辞
https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/president/entrance/
(以下は抜粋です)
(1)しばしば「学問の府」と称される大学は、
人類が積み重ねてきた叡智を継承する場であると同時に、
新たな知を創造する最前線でもあります。
(2)近年、AI(人工知能)の進化により、情報の収集や分析
といった作業の多くが機械に担われるようになりました。
しかし、大学での学びはそれとは異なり、
問いを立て、意味を探求し、新たな価値を生み出すという、
人間固有の創造的営みが求められます。
(3)皆さんはここで、先人が築いてきた知を学び、
それをさらに深化させ、時代の要請に応じた知を創造し、
未来を形づくる責任を担っています。
(4)なぜ学ぶのか。学び続けるとは何か。
皆さんはこの問いに、これから日々向き合うことになります。
学びとは、知識や技能を獲得し、
社会で活躍するための手段であると同時に、
人類が自己と世界を認識し、その意味を問い直し、
新たな価値を創出する営みでもあります。
その行為そのものが、個人と社会の未来を形づくる力となるのです。
(5)大学は、未知への探求を許容し、知的好奇心が自由に羽ばたく場です。
皆さんは、ここで多様な学問に触れ、異なる価値観と出会い、
時には自らの考えを揺さぶられる経験をするでしょう。
(6)今日の世界は、急速な技術革新と社会変容の真っ只中にあります。
とりわけ、AI、その進化形であるAGI(汎用人工知能)や
ASI(人工超知能)、さらに量子コンピューティングに代表される
情報・計算科学の先端技術の進展は、
これまでの常識を根本から覆そうとしています。
量子技術においては、「量子超越性」の実現が現実味を帯び、
生成AIはすでに人間の判断や思考を代替しつつあります。
(7)複数の文化や価値観がせめぎ合いながら交錯する中で、
私たちは、あらためて人間と社会のあるべき姿を問い直し、
新たな社会像を模索していかなければなりません。
このような時代においては、静的な知識の獲得ではなく、
動的な知の修得と再構築が不可欠です。
既存の知を鵜呑みにするのではなく、問い直し、再解釈し、
新たな知の体系を自ら構築しようとする姿勢が求められます。
(8)未来を創るのは、皆さん自身です。
私たちは、しばしば未来を外在的なものとして捉えます。
しかし、未来とは、決して受動的に訪れるものではなく、
現在の行為によって形作られるものです。
皆さんが大学で培う知性、思考力、創造力こそが、
未来の社会をデザインする力となります。
すべての皆さんが広い視野を持ち、未来を切り拓く力を養うことを
心から期待しています。
(9)『論語』には、「義を見てせざるは、勇無きなり」とあります。
正しいと知りながら行動しないのは、勇気の欠如にほかならない
という教えです。
学びとは、知識を得るだけでは終わらず、それを実践に移し、
社会へと還元するところに真価があります。
また、「徳は弧ならず、必ず隣(りん)有り」とも説かれています。
すなわち、誠実な行いは決して孤立することなく、
必ず共鳴し合う存在が現れるということです。
皆さんが勇気をもって挑戦し、善き行動を積み重ねていくならば、
その姿勢は必ず周囲に広がり、より良い社会を築く力となること
でしょう。
努力は決して裏切りません。一生懸命に歩み続ける人は、
必ずや自らの目標に到達し、社会からも正当に評価されるのです。
・・・
<参照>
東京大学入学式総長式辞
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2025_01.html
京都大学入学式総長式辞
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/president/speech/2025/250407-1
東北大学入学式総長告辞
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/president/01/president0102/20250403.html
大阪大学入学式総長告辞
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/president/message/20250408
北海道大学入学式総長告辞
https://www.hokudai.ac.jp/president/greeting/21.html
九州大学入学式総長告辞
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/president/message/2504gakubunyugaku/
琉球大学入学式学長式辞
https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20250407-OYT8T50097/
<感謝合掌 令和7年4月14日 頓首再拝>
入社式、社長訓示~その6 - 伝統
2025/04/15 (Tue) 11:08:27
日本製鉄社長「国内外でNo.1を」入社式でUSS買収にも言及
川口春奈さん登場イベントも
ANNnewsCH(2025年4月1日)
https://www.youtube.com/watch?v=T1mT2l32raQ
新入社員への社長メッセージ(代表取締役社長兼COO 今井正)
https://www.nipponsteel.com/news/20250401_100.html
(以下は抜粋です)
(1)世の中に、新たな付加価値を創り出すという、
製造業の本分を忘れず、当社の技術力を生かした、
新たな成長を目指し、積極的にチャレンジしていきましょう。
(2)海外でも活躍できるよう、今から研鑽を積んでください。
(3)環境の時代に育った皆さんは、2050年頃には、文字通り
当社の経営を支える存在になっています。
その時当社が、グローバル経済と地球環境の双方において、
社会に欠かせない存在となれるよう、進んでいきましょう。
(4)当社は事業活動を通じて社会に貢献し、
社会から必要とされる存在であることを目指しています。
皆さんもこうした理念を、自分自身の業務に具体的に落とし込んで、
これからの社会人生活を送ってください。
皆さん自身が、日本製鉄の社員として、関係先や社会から
信頼される人であってほしいと思います。
・・・
日本製鉄・入社式・サプライズゲストとして川口春奈さんが登壇
産経新聞(2025.4.3)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9967813682260999c2c340b3ffcfee98f2be1101
【レポート】川口春奈『日本製鉄株式会社』入社式
https://www.ken-on.co.jp/headline/20250401_30153/
<感謝合掌 令和7年4月15日 頓首再拝>
【魔法の万能薬は存在しない】 - 伝統
2025/05/23 (Fri) 09:37:42
*メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.12.30)より
(ブリタニー・ポラット氏の心に響く言葉より…)
私が大学進学のために実家を出る前日のことだ。
祖母は私に、彼女らしいウイットをきかせた餞別の言葉をくれた。
「魔法の豆を売ってあげると言われても、買っちゃダメよ!」
私は意味がよくわからず、
「それっておとぎ話に出てくるやつだよね?」
などと思ってとりあえず笑っておいたが、
実家を離れてから、何度もその言葉が頭に浮かんだ。
私はずっと、幸せになるには、
いい場所に住んだり、いい見た目を手に入れたり、
いい仕事に就いたりすればいいと思っていた。
しかし、そういう外面的な成功を手にするたびに、
幸せは私の手からこぼれ落ちていった。
そのうち、どんな問題も解決してくれる
魔法の万能薬は存在しないのだと悟った。
うますぎる話やそういう話を持ってくる人には
懐疑的になるべきだということも、経験を通して知った。
そうしていつしか、人生とは努力をして、
適切な判断を積み重ねていくことで
初めて充実するのだと思うようになった。
私がストイシズム(ストア哲学)について知ったのは、
実家を出てから15年ほどが過ぎたころで、
そのときに真っ先に浮かんだのが祖母のことだった。
彼女の言っていた「魔法の豆」というのは、
こういうもののことなのだろうかと思ったのだ。
ストイシズムについて読み進めていくと、
これはおとぎ話のような自己啓発の類ではないとわかった。
そうではなく、非常に示唆に富み、
社会にしっかりと定着した、よい人生を送るためのシステムだ。
ストイシズムには、人生の意味を見出そうとする人や
苦難に耐える人を助けてきた長い歴史がある。
ストイシズムは、ある意味、「魔法の豆」の対極をなすものだった。
ストイシズムの原則にのっとったストイックな生き方には、
自制と内省が必要になる。
《「毎日1つずつ」成長する》
<『人生の教科書ストイシズム STOIC』ダイヤモンド社>
・・・
『偉大なものは突然生まれない。
一房のブドウや一玉のイチジクであっても、
いきなり実ることはない。
いま「イチジクがほしい」と言われたら、
わたしは「それには時間が必要だ」と答える。
まずはイチジクの花を咲かせ、
次に果実をつけさせ、さらにそれを熟させる。
イチジクの果実ですら、ほんの1時間で熟すことはないというのに、
それでもなお、それほど短い時間で、それほど簡単に、
思考の果実を手に入れようというのか?』(エピクテトス/語録)
エピクテトスは古代ギリシャのストア派の哲学者だ。
ストア派の本の中でももっとも広く読まれ、影響力があると言われている。
奴隷階級の出身だったが、のちに解放され、哲学の学校を開いた。
何らかの果実を得ようとするならば、長期にわたる継続的な努力が必要だ。
まさに「魔法の万能薬は存在しない」ということだ。
毎日1つずつ、倦(う)まずたゆまず、コツコツと努力を重ねること。
積み重ねという「継続」こそが、果実を手に入れる唯一の道。
「魔法の万能薬は存在しない」
という言葉を胸に刻みたい。
・・・
<参照>
【要約】奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業
――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために
フェルミ漫画大学(2024/03/11)
https://www.youtube.com/watch?v=uSYDvQcsCFo
<感謝合掌 令和7年5月23日 頓首再拝>
【勉強するから意欲が生まれる】 - 伝統
2025/05/30 (Fri) 08:29:53
*メルマガ「人の心に灯をともす」(2025.2.9)より
(順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…)
近年、リスキリングという言葉をよく耳にするようになりました。
これは「新しい分野で新しいスキルを習得する」という意味のものです。
新しい学びを政府も推奨していますが、
自律神経の観点からも新しいことを学ぶのはとてもおすすめです。
何かを学ぶと気持ちが前向きになり、意欲的になります。
それは周囲を見渡してみれば一目瞭然。
何かを積極的に学んでいる人とそうでない人を比較すれば、
明らかに前者のほうが前向きで、気力が充実しているものです。
気持ちが前向きになれば、
それだけ体のコンディションもよくなり、日々の充実度も違ってきます。
日常に充実感を覚えていると、
睡眠の質もよくなりますし、朝起きたときの気分も違う。
まさにいいことずくめです。
「今、何も学んでいない」という人は、
ぜひ何か学びはじめることをおすすめします。
何も学ぼうとしないのは「現状維持でいいや」と思っているのと同じ。
そう思った瞬間から老化がはじまると考えてください。
こんな話をすると
「自分には学びたいことがない」
「何を学べばいいかわからない」という人もいます。
そんな人はもっと気軽に考えてみましょう。
「学び」が仕事につながっていなくても構いません。
少しでも興味があることなら何でもOKです。
テレビでラグビーやバスケットボールの日本代表戦を観て
興味を持ったなら、クラブチームの試合を観てみるのでもいいですし、
NHKの大河ドラマを観ている人なら、
その時代の歴史の勉強をはじめるのも一案です。
最初はさほどやる気がなかったとしても、
学んでいるうちに必ず意欲が湧いてきます。
学びとは「意欲があるからやる」のではなく
「やっているうちに意欲が生まれる」ものです。
ぜひ、何かを学んでみてください。
テーマは問いません。
学ぶことであなたは毎日進化していきます。
<『はじめる習慣』日経ビジネス人文庫>
・・・
「人生の前半にいくら立身出世をしたり、功成り名を遂げても、
後半生で自己実現を果たさなかったら、それは成功者とはいえない」
といったのは、田中真澄氏だ。
それは、会社にいる現役時代に、どんなに活躍し、地位や名誉を獲得したとしても、
定年後、人から必要とされず、何もすることがなく、テレビばかり見ていたら、
それは失敗の人生だ、ということになる。
反対に、現役時代はあまりうだつがあがらず、目だった活躍もしなかったが、
定年後は、まわりから必要とされ、あっちこっちからお呼びがかかり、
水を得た魚のように、いきいきとして活躍している人もいる。
人生は、「終わりよければすべてよし」だと言われる。
シェイクスピアの戯曲の中にも出てくる言葉だ。
それは、今、学んでいるか、まったく学んでいないか、の違いでもある。
人生の後半生に、学び続けた人と、
そうでない人は晩年になって圧倒的な差が出る。
「勉強するから意欲が生まれる」
という言葉を胸に刻みたい。
・・・
<参照>
【本の解説】 はじめる習慣
超一流に学ぶチャネル(2024/01/10 )
https://www.youtube.com/watch?v=2R-iGhJIeU8
「はじめる習慣(小林弘幸)」を14分で解説してみた
10分読書@しまこ(2024/04/18)
https://www.youtube.com/watch?v=-fAobBvh3h0
●目次●
0:00 ご挨拶
0:26 第1章「まず、はじめてみる」
0:29 今日が新しい人生のはじまり
2:35 「はじめるハードル」はとにかく低く
4:36 最初にやるのは「机の上をきれいにする」
6:13 第2章「ストレスを減らす毎日のひと工夫」
6:17 トラブルは「リカバリーしない」と決める
7:35 流れが悪いときほど「自分」に目を向ける
9:28 第3章「年齢に向き合う」
9:31 「自分を活気づけるもの」を生活に取り込む
10:38 毎日の「ワクワク度」が若さに比例する
<感謝合掌 令和7年5月30日 頓首再拝>
自己肯定感の磨き方 - 伝統
2025/06/05 (Thu) 09:04:55
*メルマガ「BBM」(2025.6.5)
ジェリー・ミンチントン(著)より
(1)自分にこう言い聞かせよう。
私には限界はなく、その気になれば何でもできる、と。
(2)「自分は価値のある人間だ」という信念を持とう。
周囲の人のネガティブな意見を受け入れる必要はない。
(3)自分は社会に貢献しているという誇りを持とう。
たとえ目立たなくても、誰もが社会に貢献しているのだ。
(4)問題は、能力が不足していることではなく、
それを開発する時間が不足していることである。
(5)一度に多くのことをしなくていい。
少しずつ実行すれば必ず成功する。
(6)自分の中の改善したい部分をはっきりさせ、それを改善しよう。
(7)不測の事態が起こることは避けられない。
人生で起こる予期せぬ出来事を受け入れよう。
(8)夢をかなえる努力をする。
(9)インド独立の父マハトマ・ガンジーは、
「世界に変革を求めるのなら、まず自分を変えよ」と説いた。
(10)今までと違う状況に身を置き、
今までと違う人とつきあいたいなら、
今までと違う思考をする必要がある。
(11)いつも物事のいい面を見る。
(12)何かに嫌悪感を抱くと自尊心が低下する。
嫌悪の対象を少なくして快適な人生を送ろう。
(13)うまくいったことリストを作り自己肯定感を育てる。
(14)大きな目標を細かく分け、それを次々と達成しよう。
(15)他の人と同じ成功を追い求める必要はない。
幸せになるために自分の成功を定義しよう。
(16)重要な活動にだけ時間を使う。
(17)悪意のある発言を無視する。
(18)好かれなくても気にしない。
(19)人を許すことを覚える。
(20)不測の事態がもたらす衝撃に対処するだけの柔軟性を養えば、
幸せで豊かな人生を送ることができる。
(21)ネガティブな人を避ける。
(22)約束をしっかり守る。
(23)先のばししない。
・・・
<参照>
【本の解説】 自己肯定感の磨き方
超一流に学ぶチャネル(2025/05/06)
https://www.youtube.com/watch?v=NXnfdTJ7j8Y
・・・
本「自己肯定感の磨き方」要点。概要・例
note AIニュース(2025年5月27日)
https://note.com/marthay/n/n674701e33dcc
(以下は抜粋です)
(1)自己肯定感の「本質」を理解する。
(2)「心の癖」を認識し、修正する。
(3)「小さな成功体験」を積み重ねる。
(4)他者との健全な「境界線」を築く。
(5)「ありのままの自分」を受け入れる。
・・・
『自己肯定感の磨き方』
〜人生を“望むほうへ”進める100のヒント〜
自己探求の旅人(2025年4月25日)
https://note.com/growth_hunter/n/nff449c1c4bf1
(以下は抜粋です)
(1)自己肯定感とは、“今ここ”にあるものではない。
(2)成功を“受け取れない”人へ、ささやかな警告。
(3)深呼吸をして、“私らしさ”を取り戻す。
(4)人生は、何度でもリスタートできる。
<感謝合掌 令和7年6月5日 頓首再拝>
大いなる敷地を夢見る日 - 伝統
2025/06/07 (Sat) 11:26:03
*「光明道中記」(6月7日)より
【想念は運命の別名だ。心に描いて待てば運命となって現れる。
(『生命の實相』第一巻)】
東京の赤坂に生長の家学生寮があった頃である。
私が講習会のために関西及び九州へと立つ日が迫って来ると、学生寮の人たちが、
「僕達の先生が、10日間も吾々のところにいなくなるなんて全くひどい!」
と言っていると云うことをHさんから聞いた。
そんなにも私を慕って下さる学生たちがいてくれると云うことは
私にとって喜びであった。
「大学へは入れなくても学生寮へさえ入れて貰えば好いと思って
上京したのに、もう定員で入り切らないとは残念である。
誰か近いうちに寮を去る人があったら数ヶ月でも
待ちますから私を寮へ入れて下さい」
とお頼みになる学生さんもあった。
その頃、花嫁学校の定員は二百名だったが、
男子の学生寮の定員は三十三名だった。
「あまり此の寮が好いから、足踏みしたくなった」と言う寮生もあった。
足踏みとは嬉しくて小躍りすることかと思っていたら、
それは原級に止まることなのである。
原級に止まっていたら学生寮を去らないで済むから
「足踏み」したいのだそうである。
もっとたくさんの人数を収容し得る男子の学生寮を多く建てたい。
私は日本学生の父になりたい。
そこから昭和維新の大業が生まれて来るのだと思う。
<感謝合掌 令和7年6月7日 頓首再拝>
上司ではなくAIにしか相談しない新入社員 - 伝統
2025/06/09 (Mon) 11:20:13
「もう使うな!」
上司よりAIにしか相談しない新入社員を注意した先輩に賞賛の嵐 なぜ?
経営コラムニスト(横山信弘)(2025.4.13)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/916b5b173e6d60e4d57d7de809b821ab95f90abd
(以下は抜粋です)
(1)AIは「見えていない」「聞こえていない」「感じていない」。
①生成AIは、こちらが指定した文字や音声、画像データをもとに
確率論的に出力しているに過ぎない。
②職場でいま何が起きているのか、打合せの雰囲気はどうだったか、
お客様の表情はどうか、同僚が感じる緊張感やイライラ感はどうか、
そうしたリアルタイムな情報を五感で受け取ることができない。
(2)3つの推論力を磨こう
①演繹法(えんえきほう)
: 一般的な法則から個別の事例を導き出す。
②帰納法(きのうほう)
: 個別の事例から一般的な法則を導き出す。
③アブダクション: 結果から原因を推測する。
(3)現場で言語化できない部分が成功を分ける。
生成AIに「営業トークの例」を聞けば、
確かに模範的な回答は返ってくる。
しかし営業の真髄は、相手の微妙な表情や
声のトーンの変化を感じ取り、
状況に応じて柔軟に対応することだ。
(4)OJTとアブダクションの重要性
①AIから情報を得るのは構わない。
しかし、AIからのアドバイスだけでうまくいくほど
仕事は甘くない。
上司や先輩と一緒に『なぜこの顧客は契約してくれないのか』
『なぜこの説明が刺さったのか』を考えるプロセスが大切なのだ。
②アブダクションとは、結果から原因を推測する思考法だ。
営業成績が上がらない原因は何か、
成功した商談の決め手は何だったのか。
そうした結果を参考にして仮説を立て、検証し、
また新たな仮説を立てる。
このサイクルを上司や先輩と一緒に回すことで、
教科書には載っていない実践的な知恵が身につく。
③AIに聞けば答えが返ってくるが、そ
の答えの妥当性を判断できるのは、
実際に現場を経験している人間だけだ。
(5)経験が「知恵」になる理由
①情報は知識になり、知識は知恵になる。
しかしその変換プロセスには、現場での試行錯誤が必要だ。
②上司や先輩が持っている「知恵」とは、情報や知識だけでなく、
失敗と成功の経験が凝縮された「精度の高い仮説」と言える。
③仕事にAIを活用すべきだ。
しかし最終的な判断をするのは、現場の空気を肌で感じ、
五感をフル活用できる人間自身だということを忘れてはならない。
<感謝合掌 令和7年6月9日 頓首再拝
AIに代替できない可能性の塊 - 伝統
2025/06/11 (Wed) 11:01:13
電通・佐野社長「AIに代替できない可能性の塊」
dentsu(2025年04月01日)
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2025/0401-010865.html
(以下は抜粋です)
昨年来「AI」の進化が大きな話題となっていますが、
AIに代替できない「人」の力がこれまで以上に重要になると確信しています。
これからのAIの時代にこそ、私たちが活躍できる領域はさらに拡大し、
果たすべき役割はより重要になってくると考えています。
そのような時代において、皆さんは「可能性の塊」です。
自らそれを減じることなく、仲間と共に拡げていって欲しいと思っています。
<感謝合掌 令和7年6月11日 頓首再拝>
【自分の圧を上げること】 - 伝統
2025/06/24 (Tue) 11:25:51
*メルマガ「人の心に灯をともす」(2025.2.25)より
(斎藤一人さんの心に響く言葉より…)
いいエネルギーを引き寄せられない人、
せっかく引き寄せてもすぐに抜けてしまう人には特徴があります。
それは「圧」が弱いんです。
エネルギーは圧が強いほうに流れます。
また、圧が弱いとエネルギーを放出します。
胃腸が弱い、腰が悪いなど、身体の一部が悪いと、
そこからエネルギーが抜けていくんです。
指圧で肩こりや腰痛の症状が緩和されます。
このとき、指の先から薬が出ているわけではありません。
それなのになぜ緩和されるのかというと、
押すと圧がかかるからなんですよね。
そうするとその押したところは圧が強くなるんです。
圧が強いとそこにエネルギーが引き寄せられます。
だから薬を使ったわけでもないのに指圧で治るっていうのは、
圧が上がってエネルギーが強くなった結果なのです。
それで、身体に悪いところはないけど
なぜかうまくいかないという人は、「心の圧」が弱いんです。
私はよく「押し出しが大事だよ」と言います。
その“押し出し”ってなんですかっていうと、
「よし、やるぞ!」っていう心の圧なんですよね。
たとえば、着る服やカバンや時計でも豪華に見えるものを身に着けていると、
それだけで自分の心の圧も上がりますし、
相手に対しても押し出しが効くようになります。
圧が低い人というのは「放出体質」になっているからです。
だからうまくいかないんだよ。
なにをやっても抜けていくから、
その状態で仕事をしてもうまくいかないし、
お金を持っても身につきません。
そういう人はまず「よし、やるぞ!」と決めたら、
「強気、強気、強気・・・」とか、「圧、 圧、圧・・・」と口で言うと
心の圧が上がります。
さらに明るい服を着たり、
高そうに見えるものを身に着けたりしていると、
自分の心も明るくなりますし、相手にも一目おいて見られるようになりますよ。
<『百発百中』サンマーク出版>
・・・
圧が低いと、人からナメられる。
一度ナメられてしまうと、その後ずっと頭があがらない。
子分のように扱われたり、イジられたり、
バカにされたり、軽んじられたり、みくびられたりする。
それは、ナメられる人は、
「自信がない」
「オドオドしている」
「風格がない」
「小さな声でまともにしゃべれない」
「言い返せない」
等々の特徴がある。
堂々としていないし、毅然としていない。
つまり、圧が低い、ということだ。
斎藤一人さんは、
『威張っちゃイケない、ナメられちゃイケない』という。
偉そうに威張っちゃいけないけど、人からナメられてもダメ、ということだ。
そのためには、自分の圧を上げること。
「自分の圧を上げること」という言葉を胸に刻みたい。
・・・
<参照>
斎藤一人百発百中
斎藤一人さんのお話集(2014/12/05)
https://www.youtube.com/watch?v=iO_8HjgOYYw
<感謝合掌 令和7年6月24日 頓首再拝>
美しき夢見る日 - 伝統
2025/06/27 (Fri) 10:34:52
*「光明道中記」(6月27日)より
【高き理想、気高き感情、明るき心を持続するものには
老衰は近附いて来ないのである。(『生命の實相』第十二巻)】
私たちの家は海岸にあった。
私は一人暁方(あけがた)、
和(なご)んでいる春の海の夜明を見るために
渚の方へ歩いていったのである。
少しも風のない海の水は鏡のように静かであり
透(す)きとおっているのであった。
その海浜(かいひん)の透きとおった水の中から
何とも言えない紅(くれな)いの花が、
臙脂(えんじ)よりも深い紅の花が、
ポッカリと咲き出でているのである。
それはほんとうに現実の世界では全く見ること出来ない
清まった花の姿であった。
わたしはあまりに美しいので声をあげた。
その声でわたしは眼が覚めて了ったのである。
眼が覚めてからもその夢の美しい印象は消えなかった。
わたしはこれ迄色々のところへ招かれて色々の景色を見たけれども、
こんなに清まった美しい景色と、清まった花とを見たことがないのであった。
私に歌が久し振りで出来た。
丁度その日が光明寮の卒業式であったので
道場に列(なら)んでいる寮生たちを見ると
その夢の中の花の一つ一つが寮生の魂のように清く美しく感じられた。
覚めてなお心に深くのこれるは海より咲ける紅いの花
<感謝合掌 令和7年6月27日 頓首再拝>
【ゲーティングとは】 - 伝統
2025/07/03 (Thu) 11:29:19
*メルルマガ「人の心に灯をともす」(2024.12.12)より
(内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…)
テニス選手は、観客の応援などの雑音を無視するために、
ラケットに話しかけて集中力を高めるというテクニックを使う。
このテクニックは、「ゲーティング」と呼ばれている。
「ゲートを閉じる」という意味だ。
他のことに気がとられて、あまり集中できないというときには、
何か一点に焦点を当てて、それをしばらく見つめているのがよい。
そうすれば集中力も高まっていく。
窓から見える高層ビルのひとつをじっと凝視するとか、
手に持っているペン先をじっと凝視するとか、
とにかく対象は何でもいいので、
一点を凝視していると、他のことが気にならなくなって、
集中力を高めることができるのである。
やる気がないときには、
他のいろいろなことが気になってしまうものだが、
集中力を高めることができれば、自然にやる気も高まるものである。
よく知られているように、
集中力が高くなると、他のことがまったく気にならなくなる。
たとえどんなに周囲に雑音があろうが、
そんなものは耳に入ってこなくなるし、
自分が見ているもの以外の対象も、視界に入ってこなくなる。
仕事を開始するときには、
自分のペン先を1分ほど黙って凝視していれば、
スムーズにやる気を高めることができる。
他のことに気を取られることなく、
目の前の仕事だけに集中することが可能だ。
私は、ペン先を見つめるのを特におススメしたいが、
なぜペン先がおススメなのかというと、
ペン先は「とがっている」からである。
形が「丸いもの」や「曲線でできているもの」に比べて、
「とがっている」ものを見つめたほうが、集中しやすいのである。
何時間も仕事をしたり、勉強をしていると、
だれだって集中力もなくなるし、やる気も出なくなる。
しかし、そんなときに、
とがったものをじっと見つめるようにすると、疲れを忘れて、
さらに気力を奮い起こすことができる。
なお、ゲーティングのテクニックは、やればやるほど効果的だ。
初めてゲーティングを試してみるときには、
なかなか集中できなかったとしても、諦めずに、つづけてほしい。
しばらくつづけていると、少しずつゲーティングがうまくなり、
慣れてくれば、ある対象を見つめるだけで、
一瞬で集中した状態(トランス状態)に入ることができるようになる。
宗教によっては、ロウソクの火を見つめることを求める宗教もある。
ロウソクの火もペン先と同じく、先端がとがっているので、
トランス状態に入りやすい対象なのかもしれない。
集中力がなくなってきたと感じたら、
窓から外でも眺めて、とがったものを探そう。
それを1、2分ほど見つめていると、集中力も回復する。
《「ゲーティング」他のことに気がとられて、
あまり集中できないというときに 使うと効果的。》
<『自分を「やる気」にさせる!最強の心理テクニック』ぱる出版 >
・・・
現代では、集中力を阻害する最も大きなものは、「スマホ」だといえる。
ある意味で、我々の多くは「携帯電話依存症」になっている。
外出したとき、スマホを家に忘れようものなら
急に不安になったり、パニックに襲われたりするからだ。
大事な人との面談中でもスマホにさわってしまったり、
会議や講演会の最中でもスマホをチェックしたりする。
そして、ちょっと時間ができれば
トイレの中でも、ベッドの中でもスマホをいじってしまう。
最近、集中力に欠けると思っている人は、
一度、スマホやPCの通知をオフにしてみると、
驚くほど集中力が戻ってくるのを感じるはずだ。
集中して勉強したり、文章を書くときは、
スマホの画面が見えないところに置いておく等、だ。
また、同時に…
ゲーティングのテクニックも身につけたい。
<感謝合掌 令和7年7月3日 頓首再拝>